2016-04-28

知人男性に抱かれる妻を見守った

ちょっと長くなるが吐き出させて欲しい。

でも身バレが嫌なので一部偽装も含めているが、大筋これは事実であると予め書いておく。

あと、最後まで頑張って読んでも性的描写は皆無なので悪しからず。

 

私と知人男性A氏は30代後半、妻は20代後半だ。未就学の息子が2人いる。

妻にとって私は初体験相手だったのだが、

私とそのまま結婚したために他の男性を知らずにこの年齢まできた。

そんな妻が、頻繁に我が家に遊びに来ていた知人男性Aに好意を持ってしまったそうだ。

心のどこかで、いつかはこんな日が来るのかもしれないと思っていた自分もいた。

 

妻にその事実を聞いたときには、2人はすでに恋人同士のような濃厚なキスを済ませた後だった。

それ以上の事実確認できなかったが、もはや私にとっては十分な裏切りと感じられた。

 

怒りと嫉妬と悲しみと焦りと、色々な感情がごちゃまぜになっていた。

きっと普通ならこの時点で妻とA氏を糾弾しても良かっただろう。

でもそんな状態とは逆に、頭では一部、妻の行動に理解を示している自分もいた。

 

自分が逆の立場であったら・・・

他の異性に興味を持ってしまってもそれは仕方がないのではないか、と。

それに妻には妻の人生があるとも、常に思っている。

生じてしまった感情をただ力任せに押さえつけて蓋をして、

それは果たして「解決」なのだろうか?という疑問が自分の中に生じる。

この先、30年、40年、50年、もっとかもしれないが、

死ぬまで我慢させ続けて、「あの時にああしていれば」という後悔を抱かせたまま

彼女のことを後生大事に箱にしまっておくだけがなのだろうか、と。

 

どうすべきか分からなかった。

この時点では選択をするだけの材料が足りなかった。

からまずは話し合うことにした。

 

妻に話を聞いた。

最初恋愛感情だと思ったがそうではないかもしれない。

 もちろん好意は持っている。でもそれ以上に、他の男性に興味があり、

 それはどちらかと恋愛感情とは別の性欲に近いものかもしれない。

 だからA氏と2人で生きてい行きたいなどは思っていないし、

 貴方や息子たちと離れるのも考えていない。」

といった内容の話が聞けた。

 

A氏にも正面から話を聞いた。

「本当に包み隠さず正直に言うのであれば、

 自分も男だから、肉体関係が持てるならば持ちたいと思っている。

 だが、家庭を壊すつもりはないし、彼女に対しては恋愛感情はない。

 今日この場へはいかなる制裁覚悟してきた。

 だから賠償金でも、絶縁でも、殴るでも、したいようにしてほしい。」

というような話だった。

 

私が甘いだけかもしれないが、なんとなく2人の言い分には嘘はないように感じられた。

正直に話してくれているように思われた。2人の気持ち共通している部分としては、

「機会があるならヤリたい。それ以上は求めていない。」

という部分だろうか。

 

この時点で、自分の中にはいくつかの選択肢があったが、概ね以下のような選択だったろう。

 1.A氏とは絶縁。妻のことは今回は許すが、二度とこんなことは許さない。

 2.お互いに自由に生きるために離婚し、別々の道を歩む。

 3.条件付きで関係を許す。

といった感じだろうか。

 

結果として私はこの中から「3」を選択することになる。

他人から見たらどうかは分からないが、それを私自身は一種の愛だと思っている。今もだ。

 

提示した条件について細かくは割愛するが、

「見えないところで何をされているかからない状況は変な想像をしてストレスがかかるので、

 するならば私の目の前でして欲しい。すべてを見守る。」

という条件を含めた。

 

提示後にまた話し合いの時間は長く設けられたのだが、

結果的に、妻もA氏もすべての条件をのみ、タイトルのとおりとなる。

念のため言っておくが、私にはいわゆる寝取られ属性のようなものはない。

 

薄暗い部屋。深夜で、息子たちは眠っている。

約3時間、私は静かに2人を見守った。

見ている時は、不思議嫉妬も興奮も何もなかった。

意外と冷静に最後まで見守ることができた。

 

 

以上が大まかな話の流れだ。

だが事が済んだ今になっても、この選択が正しかったのか私には分からない。

 

妻は、許しが出るならばまたA氏としたいと言っている。

行為を1度許しても自分気持ちが一気に大きく変わるようなことはなかった。

私は妻のことは今も愛しているつもりだ。

だが今後何度も、行為を許せば許すほどに、許しはいつか諦めに変わり、

自分の中で妻への愛と興味は薄れていくような気がしている。

 

頭では理解したつもりでいても、心の整理はどこかでついていないのかもしれない。

これまで通りの日常を過ごしながらも、

自分の中のに生じる不安必死に殺しながら生きている気がしている。

 

私はどうしたらよかったんだろうか。

 

 

※はじめて投稿したのではてな記法?というのがよくわかない。読みづらくて申し訳ない。

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