2016-04-05

プロ小説家”という括りは今後10年のうちになくなる気がする

http://matome.naver.jp/odai/2145982770621919601


この記事を見てて思ったのだが、プロ小説家なんて言葉は今後10年のうちになくなるだろうな。


イラストレーターも昔はプロアマチュアがいた。

描いた絵に対して対価をもらって生活をしているのがプロ趣味で描いている人はアマチュア

そういう住み分けで何十年もやってきたイラスト世界を変えたのがネットだった。


ネットの発達により自作を公開する場は急速的に広がった。


お絵かき掲示板絵描き同士の交流は活発になった。


pixivサービス開始すると、人が描いた絵を”見られる”ようにもなった。

日本中イラストレーターの見本市がネット上の一つのサイトで開かれるようになった。


プロアマチュアが入り乱れた。みんなが一斉に同じラインに立つ時代が始まった。



そこに更に燃料投下したのがソシャゲブームだった。


イラストレーター需要は爆発的に広がり、「プロであるかどうか」なんていう線引きは必要なくなった。

絵描き世界に求められる要素は2つだけになった。


「どういう絵を描くのか」


「どれくらい絵がうまいか」


それだけで判断され、需要に応えられるクリエイターは対価をもらって絵を描いた。


対価をもらって絵を描く人をプロというのなら、プロの数は10年前と比べられないほどに増えているだろう。


さて、本当に全員がプロなのだろうか?


ある人は月5万円、ある人は10万円、ある人は20万円、ある人は50万円。人によってもらう対価の総額は様々だ。


どこまでがプロといえるのだろう?



全員金はもらっている。だが全員が食えているわけではない。


では、イラストだけで生活できるような商業仕事を貰えるのがプロか?


その場合同人誌を描いて生活しているイラストレータープロではないのか?

etc...



イラストレーター世界には「プロアマチュアか」ではない、新しい線引が必要になった。


いや、正確に言おう。


イラストレーター世界には「線引きがなくなった」。



イラストレーター世界にあるラインはたった一つだけだ。


「それで、そのクリエイターはどれだけ人気なのか?」


それが全てだ。



イラストレーター世界に起きたこの流れが、10年遅れて小説世界にも起きはじめている。

今までの世界なら出版社から本を出すこと以外に道のなかった小説家にとって、Web上で居場所

できたということがどれだけ革命的なのか、まだそれほど実感を伴っている人も少ないだろう。


今までは出版社から本を出した人はプロだった。

プロは元々アマチュアだった。アマチュアからプロになる。


本を出したことがない人がアマチュアだ。シンプル世界だった。



だが、これから商業デビューしたはずのプロも未だにアマチュア世界にとどまり続ける。

プロアマチュア世界に留まる一方、Web小説世界が今後更に発展したら「プロにならないアマチュア」も出てくるだろう。

それはさながら、コミケ一日で売った同人誌利益が数百万円になる、商業デビュー絵師のように。


それが、プロアマチュア境界線が薄れる瞬間。

日本からプロ小説家」が消える日だ。



・・・・・・別に、悪いことじゃないと思うけど。

  • 同じようにプロの音楽家、ミュージシャン、作曲家という括りももう消えかけてる DTMやボーカロイドの発達、さらには歌手もプロとアマチュアが同じラインに立つようになってきて、 同...

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