2016-03-30

ファストフードのように音楽を消費するタイプリスナーだが、曲探しがダルすぎる。

 何かハマれる曲を見つけては一週間ほとんどそれだけを聴き潰して、飽きるとまた次のおいしそうな曲を探す。

 音楽雑誌は読まない。俺の知らない人たちが俺の知らない言語で書いた批評記事いくらか読んだところで、新しい曲が見つかりやすくなるわけでもない。iTunes にアップされる新曲をしらみつぶしに聴いてくほうがまだ効率だ。


 歌手なんて別に誰でも良い。媒体も何でもいい。言語も問わない。年代もいつだってかまわない。メジャーインディーズかは関係ない。もちろん、ダメジャンルや好む傾向にあるジャンルはある。それすらも移り変わりが激しい。俺の耳に快ければそれでいい。キャッチーでありさえすればそれでいい。


 どのアルバムにも一曲キャッチーなのが収録されている。

 アルバムの中で一番人気の曲。こっちはそういう感じのもの十三曲欲しい。

 でも、アーティスト側はアルバム全体の構成とか考えるので、似たような曲調のものは同じ円盤にせいぜい二、三曲だ。でも違う。それらすらも何かが違う。おれの聞きたい「似たような感じの曲」ではない。

 

 しょうがないので、別の歌手を探す。

 iTunes は便利だ。似たような歌を歌うアーティストサジェストしてくれる。ただ、こちらの嗜好に合致するものは少ない。

 提示されるアーティストリストが尽きてしまうと、そこで行き詰まってしまう。

 Youtube に行く。

 Youtube は便利だ。似たような歌を歌うアーティストサジェストしてくれる。ただ、こちらの嗜好に合致するものは少ない。

 提示されるアーティストリストが尽きてしまうと、もう他に行き場所がない。

 他にも自分の好きそうな要素を持つサブジャンル名を探り当てて、そのサブジャンルに属するらしいアーティストリストを探す。これは徒労に終わることが多い。

 似たようなジャンルばかり聞くと飽きるので、たまに未知の出会いが欲しくなる。

 最近iTunes は便利なのもので、名だたる音楽雑誌がその時々でポピュラー楽曲キュレーションしてリスト化してくれている。

 人気なだけあって、ジャンクな鼓膜を心地よく叩いてくれるものが出やすい。まあそれでも、ガチャでいえば、SSRクラスの出現率だ。

 偶然の出会いが一番起こりやす場所映画館だ。

 感動的な映像にかぶさる感動的な曲。映像の相乗効果はあなどれない。

 おそらく素で聞いたらなんとも思わなかったであろう曲が、映像体験追憶するための導入剤として機能する。

 

 ここまでで、俺にしては相当な労力を払っている。

 ビッグマックセットを買うために五キロを踏破したような疲労感がのしかかっている。

 音楽は疲れる。探すのは疲れる。聴くのは気持ちいいが、コスパにあまり見合ってない気がする。

 寝ているだけで俺のハートジャストミートする音楽が一日一曲、どっかから降ってくればいいのに。

  • 自分もわりと似たような音楽の聞き方するからあーわかるわー…と思いながら読んだ 提案だけど、ラジオを聞くか、お金に余裕があればスカパー契約してスペシャとかMTV流してればその...

  • AbemaTVなら使用料も会員登録もなしで スペースシャワーTVチャンネルでMV垂れ流しにできるぞ

  • こりゃもう自分で作曲したほうが速くね?

  • 俺はGoogle play musicをサブスクリプションして、ラジオという関連している音楽を流してくれる機能で新しい曲を見つけている。 Google play musicで気に入った曲に、Goodをつけてく。 高く評...

  • Soundcloudは? 一曲気に入ったのが見つかれば、似た曲をずっと垂れ流ししてくれるよ。最初は探すのが難しいだろうから、好きな(好きだった)曲を探して、そこからオススメを辿って行くと...

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