2016-03-29

ウチの会社トイレの個室が使えないのでウンコもらした話

みんな徹夜してトイレが仮眠室代わりになってて、トイレの個室が塞がっている。

ウンコしたい時に会社トイレウンコができないことがよくある。

繁忙期になると、昼休み以外はウンコをするのに会社を出て、近所のコンビニに行かないと行けないレベル

 

慢性的トイレの個室が塞がっている状況を社長は知らないのだろうか。

 

その日、私は食べたモノが悪かったのかおなかがゆるゆるだった。

そして仕事中にそいつはやってきた。

 

  

尻を刺すような猛烈な便意。

 

 

痛みで思わず立ち上がるほどソイツは私に一刻の猶予もないことを知らせた。

最近は暴食による大量の排便により肛門の穴が緩みきっており、

我慢しても緩んだ括約筋は穴の開いた堰のように役に立たずちびる経験がたびたびあった。

まだ会社にいない時にしか漏らした事はなかったが、いい大人が漏らした便の処理をする侘しさというのは筆舌に尽くしがたい。

小便と違って、大便はもらすと取り返しが付かない、小便なら車に水をかけられたとごまかしてズボンを取り替える方法が使えるが

大便は見た目にも匂いごまかしようがない。

摂生による油っぽい便は猛烈な悪臭を漂わせるので、一発でわかってしまう。

小便の塩辛い海のようなかおりなら、海辺に近ければ海水ごまかすこともできよう。大便はそれすら許さない。

 

私は日ごろの生活で消耗しきった肛門を奮い立たせた。

三十数年も共に過ごした相棒だ。大切な局面で私を裏切るわけがない。

しかし衰えた括約筋だけでは勝てないと悟った私は女性が好きな男性のナニをくわえ込む時のように全力で内股に力をこめた。

このとき女性とはこれほどの筋力を性行為に使っていたのかと感心する余裕すらあった。

 

当然会社トイレまでやってきたがトイレは塞がっていた。想定内だった。第二波が来た。尻をさす痛みはあるがあと5分は耐えられる。

もらすほどともなると、自分の肛門の限界を知ることができる。アスリートのようにペース配分すらできるようになる。

最悪、多少の漏れ妥協するしかない。自分の肛門のスペックを知り尽くした者だけに許される割り切りの美学だ。

 

急いで他の階のトイレを回る。もう肛門が限界のため外のビルに行き着くだけの余裕はない。神に祈った。

もうかなりヤバい状態だったから、内股で一歩ずつゆっくり歩くことしかできない。

 

趣味アナニーも楽しめないほどに衰えた肛門。

 

この階のトイレも個室はすべて塞がっていた。

背中音姫と水の流れる音を背に私はこのトイレを去った。

背水の陣だった。

 

最後希望犯人犯行現場に戻るというではないか。一縷の望みをかけ最初の階のトイレに戻った。

 

結果はダメ。そらそうだ修羅場時期のトイレがそう簡単に開くわけはなかったのだ。

 

こんなことになったのも一億総活躍できない政府にも一因があるのではないか。

天に唾を吐くレベルだとわかっていてもそう思わずにいられなかった。

就職氷河期専門学校を出て入れたのは、最低賃金アルバイトだけだった。

なんやかんやあってバイトで積んだ経験資格アピールして、派遣で今の仕事にありつけたのだ。

いい年になっても年収は200万行かない底辺だが、この仕事がこのワタシにとって一番稼げる仕事だった。

これがダメなら最低賃金ピッキング作業をする仕事に戻るしかないのだ。

 

 

独身だけど築45年の安アパートで贅沢に暮らせていけてるだけでいいのに、なぜ神は私にこんな貧弱な肛門を与えたのだろうか。

 

 

第三波が来た。もうダメだ。私はうんこになろう。そう思った。

 

 

ここで自分過去のことを思い出していたことにはたと気がついた。

ああ、これが走馬灯ってヤツだったのか。しかし神は存在した、いま私の目の前で個室が開いたのだ。

全力で個室に飛び込み安堵してズボンを脱い……悟ったころにはすべて遅かった。

そう、安堵すると肛門は緩むのだ。

 

私は再び肛門期の訪れを感じていた。

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