■http://anond.hatelabo.jp/20160323131307

バカの壁ベストセラーと聞いてなんとなく避けてましたが、読んでみます。

ご指摘通り、スタート地点である個々人の感情がそもそも定量化出来ないんですよね。

製作者としては、伝える相手に正の感情値yをある一定以上想起=上昇させることができれば面白く感じる　だろう。と、思い込むことが指標の限界でしょうか。

• 30代OLに対して、泣ける感情を想起させるため、2時間で完結する悲恋のストーリーを制作する。
• 人類に対して、秩序だって情報が整理されている安心感を想起させるため、テトリスを制作する。
• 自分に対して、自己満足の想起のため、誰にも理解されないような絵画を制作する。が、極稀に対象外なのにyが上昇する人がいて、結果的に評価される。等。

とすると製作者の技術、またはセンスで式の感情系数値の正しさや引き出しの大きさが変わってくるのも頷けます。

ブコメの指摘のギャグ漫画家の作品が面白くなくなる←常識とのズレが分からなくなる←感情系数値の判定が対象に通用しないものになっている、という感じですかね。

• （出力: つまり感情の移動値） = 感情係数Map(対象) x （入力: つまり話の内容）
  • 感情系数Map =
    • {{男子小学生で3DS持ってない,固有感情係数値},
    • {30代OLで泣きたい,固有感情係数値},
    • {人類のうち男性,固有感情係数値}...}
  • 男子小学生で3DS持ってない固有感情系数値 =
    • [気づき:1.2,理解:0.7,笑い:2.1,共感0.4,...苦しい:-3.0,まずい:-0.2,恥ずかしい:-0.5,..]

単に入力前と入力後の移動量の変化だけではなく、単位時間あたりの感情の変化量、勾配も考慮できそうです。

うん。ほとんど映画の感情曲線じゃんこれ・・・・。映画の感情分析にてついてもうちっと勉強してから出直します。

面白い、と感情曲線はあんまり関係ないんじゃないかと思ってたんですけどねえ。

しかし、統計的に処理すればなんとなくぼんやりした定量的Mapは作れなくは無い気もしますね。出てきたものは全く面白くもなんともない可能性が高いですが。

人工知能が小説書いたようですけど、読む相手が"面白く感じるだろう"と思い込める判断力を元にして執筆したのかな？

それともストーリーの整合性があるだけなのか・・・非常に気になります。

Permalink | 記事への反応(0) | 15:46

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