2016-03-21

過去些細なことを延々と振り返る癖あるやついないか?

数年前、将棋タイトル戦の大盤解説会に参加したことがある。

何のことかわからない人は、今日タイトル戦してるからそれを参考にしてくれ。

解説会では対局終了後に書籍や色紙等の抽選会が行われる。

その時に将棋羽生名人の色紙も出品されていた。

羽生さんの色紙が当たればなあと思っていたが、

あたったのは抽選会を仕切ってた棋士の色紙。

その棋士もそれなりに応援してたから嬉しかったよ。

握手もしてもらった。

その帰り

40代くらいのおじさんに声かけられた

羽生名人の色紙あたったけど交換しますか?」

???

話を聞くとその方は羽生さんの色紙何枚も持っているそうで。

そりゃあ欲しかったよ。

羽生さんのことずっと好きだったし。

ただ、糞真面目で天邪鬼な俺は素直になれなかった。

抽選の結果なんで。この棋士サインもほしかったんです(半分ウソ)等々。

こういううまい話には裏があると俺の本能が訴えていた。

結局交換せずに岐路についた。

しかし未練がましい俺の脳みそは微かな記憶を引っ張り出してきた。

「あの人観戦記者じゃね?」

まさかそんな」

観戦記者だったよ。それならサイン色紙一般参加者に譲るだろうよ。

てかなんで抽選会に参加してんのさ。

考えすぎてチャンス逃すこと多いなあ、と肩を落とす俺。

ただ救いはあった。

抽選会で色紙をもらった棋士が、某国営放送主催トーナメントで優勝したのだ。

さなことで気持ちが揺れ動く矮小人間だが、うれしいものはうれしい。

結局どうなんだろうね

思わぬ機会に直面して決断を下さなければならないときに後悔しない方法とは。

その時後悔しても長い目で見ればどちらでもよかったというケースもあるけれど。

まあ今回のケースは趣味の話だからどうにでもなる。

今後の人生を大きく左右されそうな事態に直面したとき

そんな時なかなか決断できない自分が情けなくなる。

たいてい後から見るとどっち選んでもよかったんだけどね。

どっちも選ぼうとして中途半端になってしまうのは人間の性なのかね。

何が言いたいかというと

失恋したよ慰めて

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