2016-02-29

ラーメン 見知らぬ ゼラチン 

セブンイレブンレンジでチンするタイプラーメン。保冷中で冷えているときは、汁がゼラチン質のように固まっている。レンジでチンするとあら不思議、ほっかほかスープの出来立てラーメンが一丁あがりなのです。とてもおいしい! 技術進歩はすごいものですね。便利で素敵な世の中になったものだと感慨深く思っていました。そう、 その時までは…。。

おいしい食事のひと時も終え、お腹一杯の満足感からしばし横になる。ふと時計を見ると30分ほど経過している。最近しかったせいか少し眠っていたようだ。食事の後かたずけもまだできていない。やれやれ。。手に取ったラーメンの容器を見る。少し冷えてしまった残り汁が固まっている。。

食事を素敵に演出してくれたあのラーメンの汁は、今、私の体の中でゼラチン状に固まっているのだろうか。そう思うとやりきれない気持ちになる。私の胃よ、腸よ、本当に申し訳ない。きっとあなたたちは脳から分泌される各種信号によって、おっ汁物がくるぞ、と意気込んでいたに違いない。良い感じの信号でてるね、きっとおいしい食事なんだろうな、等と期待に胸を膨らましていた彼らに届いたものは、細切れになった麺とゼラチンなのだ困惑しただろうに。この組み合わせって一体… 脳が感じていた多幸感を僕たちは感じることができないのかと落胆する姿は想像に難くない。細胞に働きかけ汁物を吸収する準備をしていたにもかかわらず、充てがわられたのはゼラチンである。もうやめてくれ。追って汁がやってくることはないのだ。彼らにとってこんなゼラチンは… 無意味だ。。

技術進歩とは時に代償を伴うものなのだ。君達にはもうおいしいスープを味わう機会はないのだ。これから先、技術進歩する過程でこのようなことが沢山あるのだろう。おいしいカレーかと待ち構えていたら届いたもの個体、お肉かと思ったら粉末、なんてね。。

私たちは気ずかぬうちに身体の細胞たちを裏切っているのだ。脳から信号を出したのにもかかわらず全く異なるものが与えられる。自律神経もビックリ。そんな些細なストレスが積み重なり続け、恨みつらみがどうしようもなく我慢できなくなった結果… 痛風というカタチで仕返しをしてくるのです。

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