2016-02-03

記憶はあてにならない

久しぶりにマスターキートンを読みたくなったんだけど、あの漫画短編集なんでストーリーの当たり外れが多い。特に後味悪い回を読むのは嫌になる。(村人が全員悪者の仲間とかそんなやつ)

つーわけで一番気に入った回だけピンポイントで読みたくて、友達うろ覚えの内容で尋ねてみた

貧民街で足の早い奴が出てくる

そいつ師匠の爺さんが、実は大物で、身分を隠している

・印象に残ったキーアイテムは靴。タイトルは「靴とスニーカー」だったと思うけどググっても出てこないんで違うかも

で、導き出された答えはタイトル「ファイア&アイス」、2巻で読めるエピソードだったらしい。

改めて読んでみると思い出と全然違うのな

・足の早い貧民街のやつ、なんとなく女の子だと思ってたけど男だった。そして思った以上に出番が少ない

師匠の爺さんが思ったより偏屈。なお重要人物爺さんは二人出てくるんで、もう一人の印象と混じった模様。こっちは罪悪感に苛まれるだけの普通の善人

・靴はキートン武器に使ってた。スニーカーじゃなくて革靴。「靴とスニーカーって同じものじゃねえかよ」って突っ込まれたけどそりゃそうだ

・読後感は思ったよりよくなかった。まあいい話だけど偏屈な方の爺さんちょっと可愛そう

思い出補正マスターキートン名作っていう評判に影響されて意外と良い印象に改変されていたらしい。

記憶はあてにならない。

  • そのヒントから連想するのはむしろ『靴とバイオリン』だなあ。コミックス12巻。 ・足の速い女の子が出てくる。貧しくて、足を活かしたスリをやってる ・師匠じゃないんだけど、街...

    • なるほど12巻か 今度漫喫行ったら見てみよう。 ありがとう!

    • おれもそのエピソードすごく好き。キートンは完全に脇役だけど、傑作選を作るならまず入れたいエピソード。 マスターキートン、こういう脇道に逸れたみたいな話にいい話がちょこち...

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