真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
死んだ目とは、精神に何らかの異常をきたしたときになるとされているが、具体的にどんな目かは「大体のニュアンス」としか答えようがない。
眼力が弱くなっているだとか、覇気がないだとか、非科学的だが見れば分かる。らしい。
つまり見分けがつかないということは、君の見てきたサラリーマンは全て死んだ目をしているから見分けがつかないんじゃないかな。
まあ実際のところは、「目は口ほどにものを言う」というように、人の心情を表層的に語る上で便利だからというのが主な理由だろう。
私も「死んだ目をしている」とか、「人殺しの目をしている」とか言われて、思い当たる節がなくて困惑したことがあるね。
例えば、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の監督であるジョージ・ミラーは老人だ。
老人があそこまでエネルギッシュな映画を作ることを意外と感じもするし、ある意味で懐古的なアクションシーンや単純明快なプロットに納得もする。
また、「ハッピフィート」や「ベイブ/都会へ行く」と同じ監督だと知ると、より印象も変わってくるだろうな。
もちろん映画を楽しむ上で、監督や脚本、役者やその他スタッフなどを知っている必要はない。
だが、楽しみ方の一つとして、そういう側面もあるということは知っておくといい。