2016-01-18

友だちのブログ炎上しそうで怖い

友人がブログを開設するという。

何気ない日々の記録みたいなやつではなく、きちんとテーマをもったやつだ。

飲みの席でその計画を聞かされ、ワハハいーねいーね書籍化して印税で暮らそうぜ!なんて焚き付けたのは私だ。

それを本気にしたわけでもないだろうが、すでに原稿をいくつも書きためているという。

それを読ませてもらって絶句した。

テーマ上、彼女会社人間のことを書き記していたのだが

その描写から、どーにもこーにも、炎上臭いしかしない。

女性の外見に序列付けしてあだ名をつける。

セクハラ被害にあった女性の、その外見と対応の拙さを嗤う。

男性陣もその批判の牙から逃れていないが、男性陣については外見などについての理不尽批判はないように思われる。

私の目に不安に映ったのは女性陣の表現であった。

これはよくないよ、炎上ちゃうよー、とやんわり言うもの

彼女何が悪いかわからないようすである

だって私はもっと酷いことされてもなんとか切り抜けたんだよ?

あの程度でギャーギャー騒ぐなんてブスの自意識過剰じゃない?

切り抜けるにしたってもっとうまいやり方があるでしょう」

といった調子

ルッキズムが、セカンドレイプが、セクハラ再生産が。

語って聞かせようかどうしようか迷って、

結局「うーん、飲み屋で私が聞く分にはいいけど、ネット界隈だと危ないとおもうなあ」で終わらせた。

友人は非常に常識的だし人に好かれ頭も悪くない。

また、たとえば私がセクハラで辛い思いをした話をすればきちんと共感してくれるし、

セクハラに対して即座に対応ができないこともあるよね、と理解してくれる。

ただ、多分、男性社会の中で激務を乗り越えてきて、過剰適応したところがあるのだろう。

また、そもそも私のようにネットにどっぷり浸るような人間でもなく、炎上騒ぎというものをおぼろげにしか理解していない。

私が何を恐れているのか、なぜ恐れているのか、いまいちぴんときていないようなのだ

炎上ちゃう、なんて考えるのはネットに染まりすぎた私の杞憂かもしれない。

きっと無数の泡沫ブログが生まれては消えているのだろうし

そのなかで友人のブログが急に注目される確率なんて低いだろう。

別にセクハラ問題がメインでもないし。

でも、だからといって、口一杯に火薬を詰めた友人を放置するのも気が引ける。

ともかく、はてなブログはやめときな。

それをいうのが精一杯だった。

_____________

追記

ブコメトラバありがとうございました。

いい感じに集まってくださったようなので、これ友人に見せて、「ネット界隈にはこういう人たくさんいるからね」と伝える材料します。

あとまじではてな界隈ではやりません。

  • 炎上した時のために、どうすれば匿名性を確保できるか教えるのが良いのでは。 会社を特定されると、代表番号にクレーム電話が掛かりまくって、業務に支障をきたしてクビになりかね...

  • 林真理子みたいなのもいるんだし女ならやりようはありそうだけどな

  • ただのありがちな内容にしか見えないんで 他に注目浴びる要素が無い限り埋もれて終了だと思うけど

  • 発信するメリットよりデメリットの方がはるかに大きいことがわからないだけだと思う 炎上についてのまとめをあれこれ読んだら、少し考えが変わるかも

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん