2015-12-17

[]手塚治虫シャチの詩(うた)(ブラックジャックより)」

前置き

1巻2話。

あらすじ

自宅がある崖の下の浜辺を歩くBJピノコ

貝殻を拾うピノコを、もっといい場所があるとBJ入江に連れて行く。

その入江の潮溜まりの底で、ピノコ真珠を見つける。

昔の女!?と怒るピノコに、「友人」との思い出を語り出すBJ

友人とはシャチ

5年前、崖の上に家を建てたばかりの頃。

ピノコもおらずひとりぼっちだったBJに初めてできた友人だった。

入江で傷ついていたところをBJ治療され、その後もたびたび同様に治療を受けにきては、

お礼の真珠を持ってきていた。

しかBJは、そのシャチが町の居酒屋で漁場荒らしをしているシャチで、近々大規模な捕り物があると知り、

以後傷ついたシャチがきても治療はしなくなる。

それでもシャチは、何度も真珠を持ってきては入江BJを待っていたが、結局入江で力尽きた。

それだけの話さ、と韜晦するBJに、

「もう私がいゆからひとりぼっちじゃないわよねえ?」と言うピノコ

BJは何も答えずにピノコと並んで浜辺を後にするが、

その後ろには確かに二人分の足跡が残っていた。

感想

シャチがどうして漁場を荒らしたかがわかんなかった。

ただ単に荒らしてただけなのかなあ・・・

このときBJも、寂しさもあいまって人間一般社会)のことをまだ考えてた、みたいな感じなのかなあ・・・

今同じ状況になったら、何度でも治療しそう。

んなことない?

やっぱり今でも人間に害をなすものだったら容赦はしない、かなあ・・・

ピノコor印象に残ったセリフなど

真珠のところで昔の女でしょ!みたいに怒るピノコに、ローマ字で「AMARINIMO HIDOI KAO」って書いてあってワロタ

あとは最後ピノコが「私がいゆからもうひとりぼっちじゃないわよねえ?」って言うのと、二人で砂浜を帰っていく足跡が残っている描写がよかった。

ちゃんと来るときには上からきてるし、帰るときは背を向けて読者から見たら上に帰っていってるんだな。

ランキング

1.白いライオン

2.シャチの詩

3.えらばれたマスク

4.報復

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん