2015-12-16

2014年卒(第108回国試合格)の医師は新専門医制度の移行で不利を被る

専門医制度ひとつ下の学年から始まる。

自分には直接関係ないとは思いつつ、いろいろ調べてみるといくつか不可解な点があった。

ブログ等持っていないので、メモ書きとして残しておく。

■旧総合内科専門医を取得できない

2014年卒が最短で認定内科医を取れるのは4年目の2017年受験

その後、旧総合内科専門医を取得しようとした場合、最低3年内科研修がいるので2020年受験になるが、現時点では2019年までしか行われない。

(参照URL:http://www.naika.or.jp/jsim_wp/wp-content/uploads/2015/05/newfellow4.pdf

まり、僕ら2014年卒は認定医をとっても、旧総合内科専門医受験という恩恵を受けられず、只の自己満足資格となってしまう。

認定内科医が2回しか受験機会がない

上記URLの通り、認定内科医施行2018年まで。つまり2014年卒が受けられるのは2017年2018年の2回だけである

しかし、これは最短での話であり、解剖症例が集まらず、一年遅れて受験するはよくある。その場合2018年の一回勝負となる。

日本内科学会はこの事を理解されているのか。

2013年卒であれば、2019年総合内科専門医受験ギリギリ間に合うのでまだ良いが、僕らには受験機会すらない。

僕らが専門医を取得するためには、再度病歴要約29症例しかも主病名のみで提出が必要である

しかしその時僕ら2014年卒は後期研修真っ只中であり、専攻分野以外の患者を集めるのは相当困難である

■追記

トラックバック内科学会にメールを送る様アドバイスを受けたので、メールを送ったところ返答があった。

一部抜粋

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→現制度の方が新制度への移行につきましては次のように考えております

 A)認定内科医取得者の方

   1)認定内科医を1回更新することにより,病歴要約の提出免除

    新しい内科専門医試験受験を可能とする.

    (この措置基本的に新制度移行後も残す)

   例)認定内科医2017年に取得した.5年後の更新後に内科専門医試験受験

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まだ確定ではないが、ひとまず安心した。

まり内科認定医を最短で2017年に取得した場合2022年以降に病歴要約免除専門医試験が受けられるようだ。

  • まあ、そうなのかもしれんがな、がんばれよ。 二回でもチャンスがあるんだろ? そのチャンスをものにすればいい話なんだからさ。 なんなら、こんなところでぼやいてないで、 その...

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