2015-12-12

http://anond.hatelabo.jp/20151211191539

Cルート3章は主人公ライバルである勢力を軒並み倒し、自身が有力な勢力として自立する過程を描いている。

その倒すことになる勢力はルート選択によっては味方になっていたかもしれないものであって、最終的な敵である暗黒騎士団ブランタではない。

それらを何故倒すかというと、自衛のためという流れはあるものの、それぞれの大義を掲げていながら本質的には己の野心と欲望に突き動かされ、異を唱えるもの達を犬や豚のように殺戮していく輩達だと看破したかである

というわけで、倒していく敵こそが「駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚」ということになる。

しかし、傍目から主人公を見た場合、自らの大義も掲げず自分に当たるもの達を手当たり次第に倒しているようにも見える。つまり主人公こそが野心と欲望の虜であり、敵対者を犬や豚のように屠っているのではないかという見方もできて、それについての答えは4章に持ち越される。そういう意味のことを黒ランスロットに突かれるシーンがあったはずだ。

そして、カチュアを死なせることでこのコースが確定する。主人公覇王となってバッドエンドへ向かう。ギルバルドエンドに行くにはヴァレリアの全ての民族の支持をとりつけ、主人公が単なる「駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚」ではないことを証明しなければならない。

あるいはカチュアを救出し、彼女女王とし、自らは権力はおろか故郷であるヴァレリアからも去ることで、ようやく主人公の行動が「駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚」ではなかったということを証明する。それがグッドエンドということになっている。

以上、ネタバレ注意で。

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