普通に考えれば、「厳戒態勢のパリで120人以上の犠牲者がでる同時多発テロが起きた」と聞いて、
まっさきに語るべきはそのテロ自体のことであって、国内の報道体制に対していちゃもんを付けることに精を出すのはおかしな話だ。
だが、マスコミを叩いてる人っていうのは、テロリストを批判することに感情的に難しさがあるんだろう。
人の性として、強大なものを相手取っている少数勢力というのに、感情移入しちゃうってのは良くある話だし、
その相手が自分の敵としているもの(アメリカとか)だったりしたら、その行動を否定しきれないわけだ。
でも、人がたくさん死んだのは哀しいし怖いから、許せない。
そうやって憎しみが応酬にとどまらず、無関係なところで憎しみが拡散していく。
なかなか絶望的な話だなあ。
彼らは他の何物でも無く、政治活動家なのさ。 彼らの信じる目的の正しさの前では、どんな卑劣な事でもゆるされると考えるんだろう。大きな悪の打倒のためには、小さな悪など些細な...