2015-10-15

僕が妻に隠している7つのこと

忘れもしない2011年10月15日土曜日だった。

金夜から飲みに行き、そのまま友人の家に泊まった翌朝、中々起きない友人をそのままにコッソリと家を出た。

二日酔いの頭を抱えながら、最寄り駅まで数分の距離を歩いていた僕だが、途中で奇妙なものを目撃する。


(…お尻?)


猫の額程の公園の、何故か端にあるベンチではなくド真ん中の地面の上に、

スカートがずり上がった状態OL風の女性が、それはそれは綺麗な白いお尻を丸出し

(正確にはパンティーがTバック状に食い込んだ状態)でうつ伏せになっていた。


(やばいコレ。レイプ被害者だ…)


見なかったことにしようとも思ったが、とりあえず近くに行って見てみると

女性はイビキをかきながら爆睡していた。何度か声を掛け、肩を叩くも全く起きない。

それどころか「むぅーん」と唸りながら手を払いのける始末。

いずれにせよ若い女性のケツ丸出しはマズいと思い、スカートに手を掛けた瞬間、事件は起こった。


「キャャャャャアア!」と、絵に描いたような叫び声が聞こえて振り返ると、そこに1人のオバちゃん。

(あ、修羅場。)と思うも束の間、あれよあれよと言う間に通報され、

僕は駆け付けた知らないオッちゃん達に囲まれ、「逃げるなよ」「逃げませんよ」の無限ループ

女性はようやく起きるも全く状況を理解しておらず、悲鳴オバちゃんに付き添われてベンチにいた。


到着した警察事情を話すも、「本当ですか?」を連呼され、

明らかに疑われている状況の中、見慣れた顔が歩いてきた。

見事な寝ぐせ頭に上下スウェットで、顔のむくんだ友人である

最初こそ周囲の野次馬と同じ顔でキョロキョロしてたが、僕を視認するなり、

血相を変えて(ニヤニヤしながら)「それ、僕の友達です」と近づいてきた。


結論から言うと女性は昨晩泥酔帰宅途中に公園で倒れたらしい。

しかし酔っていて記憶がなく、しかもこんなことは初めてらしく、かなり動揺していたそうだ。

僕は友人の説明と近くにあったコンビニ防犯カメラ映像もあり、直ちに無罪放免となった。

ちなみに映像には朝方苦しそうにスカートをズリ上げ、自らパンティーを食い込ませている女性も写っていたそうだ。

疑いが晴れた後色々あるのかと思っていたら、パトカーで送ってもらって終了だったので、拍子抜けしたのを覚えている。


その後、僕は1人の女性とそれはまぁロマンティックな出会いを果たすのだが、それは本題とはあまり関係ないので割愛する。

その女性が今の僕のお嫁さんだったりして、彼女はそのロマンティックな出会いの日を「結婚記念日よりも大事な日」と

とても大切にしていたりするのだが、それ故に僕には彼女に言い出せなくなってしまった秘密がある。

それを以下に箇条書きにして、終わりにしよう。


① 僕らが"本当"に初めて出会ったのは2011年10月15日都内某所の公園であること

② その日君はケツ丸出しで僕の前で寝ていたこ

③ 偶然にも再び出会った時、僕は瞬時に君がお尻姫(友人が事件後笑い話として付けた名前)だと気付いたこ

④ 初めて僕の前で服を脱いだ時、「初めて見せるね…」と照れていたが、少なくとも尻は2回目であったこと

⑤ 似たような話をテレビで見た時「こんなん後で言われたら死ぬわ」と言った君を見て、死ぬまで黙っていようと決めたこと

⑥ 君は僕をおっぱい星人だと言うが、単にお尻がトラウマなこと


⑦ そんな君でも誰よりも大切で大好きな、僕のお嫁さんであること

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