2015-10-13

NHK - NEWS WEBにて、TSUTAYA図書館について

全体的に薄かった印象

利点

利用者が三倍に増えた

・間口を広げることで、これまで図書館に来なかった人にも来てもらえるようになるのでは

欠点

・購入された約1万点の本が不適切との声、またそのうち

千点ほどが貸し出しされていない

・削除した蔵書が不適切である

以下それを踏まえての意見(すでに議論されているのも多いと思いますが、これを気に改めて)

・まず「利用者利便性を考えなければならない」という意見があるが、日本図書館中小レポートからこの方半世紀にわたってその問題を追求してきたはずである

・そもそもTポイントカード自体が、利用者購入履歴を把握するためのシステムである。これを貸し出し業務に使用している時点で「図書館の自由に関する宣言.第三条」を無視している。

TSUTAYA独自作成したという分類法は適切か

 →現時点でその分類をタイトルだけで行っているという声がある

  →NDCでは内容に踏み込み分類している。が、NDCでは「日本小説」は全て913.6という様に、意味的なジャンルには分かれていない。

・明るすぎる。紫外線フィルムを貼るにしてもあんな明るくては本がすぐ日焼けしてしまうがその点はどうなのか

私企業の任せるのがそもそもの間違いでは?

 →丸善紀伊国屋など、業務委託を受けている大手書店は他にも多数ある。

・利用時間が年中無休の9−21時とあるが、それでは蔵書点検などのバックヤードサービスをいつ行うのか

博多駅にこの図書館広告があり、201万1572円という金額の広告費がかかっていたとのこと。(http://ameblo.jp/sumiyoshimura/entry-11911255293.html商業施設でない一図書館として、この金額は適切か。

個人的意見としては、あれが全国の図書館ロールモデルになるとはクソ食らえという他なく、あの施設TSUTAYAが自社発のブックカフェとしてやればいいのであって図書館としてやるべきものではない。

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