2015-09-29

休まざるを得なくなったから。

僕は、医師から診断書をもらって心の病で、休むことになった。

  

人事の担当者診断書を提出するまでの間の待ち時間のこと。うちの部署事務担当の人が、一緒に付き添ってくれた。同僚の女子なんだけど。

本当に、死にたいとまで、感じて言葉に表していたから、心配をしてくれたんだと、思う。

  

道徳的に、社会通念上考えて、仕事を休むっていうのは、

あんまり良くないことだ。それは、分かってる。

  

だけど、自分は、休まざるを得なくなった。

なんでかっていう心の状況とかを、話した。

あんまり、まとまっていなかったと、思う。

もう、頑張れないし、本当に限界が来たんだとか、そんな話をした。

妻とも、上手くコミュニケーションが取れなくなったりという家庭の問題とかも、色々と話した。

というか、筋の通らないような、とりとめもない話だったと思う。

  

それで。話をしていく中で、私、普段は、あんまり職場の人に自分の悩みが打ち明けられなかったんだなと、気がついた。

なんだか、休職を決めて始めて、職場の人に「本音」または、「本音に近い部分」を話すことが出来たのだと、思う。

  

  

すると、

「私、実は、子供、苦手なんだよね…」

とその事務担当の同僚の女子が、一言ポロリと漏らした。

  

普段から、その人は職場の託児施設に通う幼児の姿を見ては、

『家に連れて帰りたいぐらい可愛い』『もう、誘拐しちゃいたいぐらいだわ』とか

職場の子供の写真をプチ自慢する既婚者の写真をみては、

盛り上がったり。

『私も、姪っ子がいて、なついていて可愛い』とか、話していたのに。

  

まだ、その人は、結婚していなかったのだけど、なんとなく、そういう子供を持つと言うことが、あんまりイマイチに感じるところもあったのかな、と思って合点がいくところがあった。

  

それと、少し嬉しかった。

不思議な気分だった。

本音を打ち明けたもらったような気がしたから。

普段見せない部分を自分に明かしてくれたような気がしたから、嬉しかった。

  

僕は、なんか、今まで、本音を明かしたり悩みとかを打ち明けたり、イメージと違うことを話したら、

凄く、期待を裏切ることになるのではないか?

職場キャラは、職場キャラがあるんだし、

社会人としての常識として、守らないといけないものとかあるし。

  

自分なんかの悩みを聞かされたら相手も、困るんじゃないかと思っていた。

相手の人も、なんか、弱い部分というのか、本音の部分を出してくれたようで、少し、気が軽くなった。

本音を話すことや、本音を聞かされることというのは、そんなに困った事態ではないのかなと、少し安心が出来た気がする。

  

本音を表すってことは、相手を選んで、しないといけないのだけれど。

  

少し前の話だけど、ようやく、頭の整理がついてきたので、書いてみた。

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