2015-09-21

大学の先輩とFB友達になったが大学教育の敗北を感じるかもしれない

その先輩と私は同じ学部で、サークルも一緒だった。専攻は、とある文系学問とだけしておく。

私がサークルを辞めると同時にその先輩とは疎遠になったのだが、その後数年を経て、FB友達になった。

サークルをやめてからその先輩とは疎遠になっていたので、その後の足取りを私は知らない。だが、先輩のFBでの活動は見ててとてもつらかった。

原発絡みのデマ記事シェアして、師事していた教授から「それはデマだよ」とツッコミを受ける。

「どうしてお金なんてあるんだろう」と貨幣経済否定するつぶやきをして、やはり師事していた教授から経済学をイチから勉強したらいいよ」とツッコミを受ける。

ワクチン全否定する記事シェアするも、友人っぽい人からは内容にほとんど触れられずに「最近元気してる?」とコメントがつく。

最近では、明治維新陰謀だと主張している。何を言っているのか最初本当にわからなくて調べてみたが、BLACK LAGOONファビオラ曰く「タブロイド誌のバカ記事」にでもなりそうな内容だった。

その先輩が次に何を言ってくるのかワクワクしている反面、次から次へとデマ陰謀ニセ科学を信じてシェアする姿は、見ていて痛々しいものがあった。

私個人としては、別に政治的信条などはどうでもいいのだけれど、とりあえず先輩に言いたいのは、「デマ陰謀を信じるのはやめようよ」ってことである。そういうのに騙されないために、我々も、学生も、大学勉強をやってきたのではないのだろうか。誰か止める人はいなかったのだろうか。このままいくのとどうなるのだろうか。知り合った時とはまるで違う先輩の姿に、戸惑いとともにある種の喪失感のようなものを覚えた。

大学教育の敗北を感じる。

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