2015-09-13

高知よりいい下積みをさせてくださる方々、連絡お待ちしております

というわけで高知県に来ました。

ほんとまだ来たばっかりなので、これからどんな人と出会い、どんな出来事に遭遇し、自分には何ができて、実際に何をしていくのだろう。

今は正直、不安の方が圧倒的に大きいです。

確かに僕は、ライターとして成功したいと宣言しました。

奥さん名義で滞在農園居座りながら家賃を浮かせ、アウトランダーに乗りながら提灯記事を書く師匠みたいに、彼女未来の妻)と将来の子どもひとりくらいと一緒に本当に豊かな生活を手に入れるために、

そして大好きな文章を書く事を生業にしながら、周りの人にも喜んでもらえる生活を送りたいと思っていたのです。それが叶うなら泥水でもすする覚悟は、もうできているつもりでした。

でも少し考えてみたら、泥水をガブ飲みしても栄養にならないし、お腹を壊すかもしれないので飲むとしてもちょっとですね。なんかスポーツドリンク片手にハンストやってた、アホな若者みたいなこと言っちゃいました。

高知県は「高知家」というフレーズを全面に出し、みんな家族だよ!っていうオープン包容力のある方々ばかりだと、師匠は教えてくれました。でも、それって半分くらいウソだって師匠は知ってますよね。田舎は考えが保守的で、つまらないくせに威張ってばかりいる人が多いから若い人がみんな出て行っちゃうんですよね。

酒ばっかり呑んで、大して働かないのに酔っぱらって宴会ばっかりやって、勢いでヤっちゃうから結婚離婚も多い土地になんて、師匠は深入りできるわけないですよね。

若い人がどんどん出ていくのを止めたり、いちど出て行った人に戻ってもらったりする度量もなしに、出て行く人は裏切り者扱いする。都会から若者ニコニコして迎えてくれているけど、内心はどれだけ高知自分にカネをもたらしてくれるのかと考えている人ばかりじゃないですか。

油断してると、地方創生の名の下に国から補助金を引っ張ってくる口実みたいのに使われるんじゃないですか、我々みたいな人間は。師匠は、裏ではそういうところからお金をもらってないですよね。もしもらってるなら、ちゃんとクレジットするか、口止め料としてアシスタントの僕にもちゃんと分けてくださいよ。

この地で頑張れば、絶対ライターとして生きていけるようになると信じる、なんて書いちゃいましたけど、信じると口で言うだけなら誰にでもできます。でもちょっと考えてみれば、できるわけないですよ。だって高知には佐賀にもましてカネないし、僕らが食べていけるだけのフィーを払えるクライアントなんてない。

・今やってる活動仕事もっと周りの人に魅力的に伝えていきたい

高知の素敵なスポットグルメ、お店、人々を発信していきたい

のはやまやまですけど、魅力的な仕事スポットも、グルメやお店、人々だって高知にはホント数えるほどしかない。取材先も読者も、都会の方が数十倍、数百倍は多いですわ。なんなら大阪コピー機の飛び込み営業やるついでに、ランチグルメブログでも書いてた方がネタ切れに困らないかも。

それに、僕だって霞を食べて生きていくわけにもいかない。でも、カネのない彼らに「提灯ブログ1本5万円にまけときますから!」なんて言ったらドン引きされますよね。

もし彼らが渋々出してくれたとしても、カネのために提灯記事を書き続け、それで白々しく「みんなも高知移住しに来なよ!」なんていう生活続けたら、大好きな文章書きも苦痛になりませんかね。師匠アシスタントだって時間で割ったら最低賃金未満じゃないですか。いくら下積みだって業務委託からってそりゃないでしょ。「もう1人増やそうかな」とか、いい気なもんだ。

そもそも「文章書くのが好き」なんて、胸を張って他人に言えるようなことでもないですよね。誰にだって書けるし読める日本語を書くだけなのに、低スキルでもライターと名乗ればクリエイティブ仕事に就いたみたいな感じになるじゃないですか。

しょうもない炎上でも、PV取れたら誤って広告踏んじゃうやつもいるしラッキーみたいなのって、ほんとにアートなんですかね。…まあ確かにアートかもしれませんけど。

でも毎日ハード仕事をしながら奥さんと3人の男の子を育てつつ、プロブロガーでもないのに楽しくて役に立って、ときには世の中の悪を糺す文章を大量に書いている投資家企業経営者やまもといちろうさんの方が、僕にはカッコイイと思えるし、やっぱりブログの内容もエキサイティング面白いですよ。

やまもとさんはどうか知らないけど、中途半端覚悟で「書くのが好き」と自称する人の文章って、往々にしてつまらないんじゃないでしょうか。もし読者だったら、書くのがよほど得意な人か、好き嫌いを越えて読者に誠実に書く人の文章が読みたいんじゃないでしょうか。

それ以外の「下手の横好き」みたいな人は、チラシのウラに書いてから、こっそり丸めて捨てた方が、自分を甘やかさなくていいのかもしれません。

なんかライター宣言が最低な逃げに思えてきました。ということで、「彼女を泣かせるなよ。俺のところで下積みした方が、早くカネ取れるようになるぜ」というような熱い言葉で目を覚まさせてくれる方がいらっしゃいましたら、ご連絡お待ちしております

まあ師匠も、僕の生活保証してくれるなんてひとことも言ってないんですが。

宜しくお願い致します。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん