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増田にしか書けないと思った

今年の5月に結婚した。学生時代から5年付き合った人で、良いところも悪いところも分かって結婚した。

彼の性に対する価値観は、私や一般的なそれとは大きく解離していた。

それでも嫌いになれなくて、結婚した。

好きだから、それになるべく沿うように、私が変わろうと努めてきたところ、私までおかしくなってしまったみたいで、誰かにその話を聞いてほしい。

彼は私が自分じゃない第三者と性交して欲しいという欲求を持っていた。

プライドは人並みにあって、ないがしろにされるのは嫌いなので、よくある寝取られともちょっと違うと思う。

ハプニングバーは何回か行った。新宿も渋谷も。そこで性交したこともあるし、旦那に言われて知り合った人と外でヤッたこともあるけど、良い出会いには恵まれなかった。

旦那は私が他人と性行為をするのを見て喜んでいた。

最初は、そんなところ行くのも嫌だった。死にそうだった。でも、そうするか彼と別れるかの二択だった。

彼はかっこよくもなくて、傲慢でもなくて、周りから別れた方が良いなんて言われるようなタイプだったけど、嫌いになれなくて、好きだった。ブレないところとか、人を悪く思わないところとか、性癖を抜きにして惚れているところがあった。

おそらく、元々、私にも貞操観念の価値観がずれているところがあって、そこが彼を許容していたんだと思う。

人間は怖いもので、どんな環境でも慣れてしまう。旦那以外との性行為にハードルを感じなくなったのがまず一つ。

ハプニングバーには何回か行ったけれど、あそこはなんというか、底辺のたまり場で、同じ底辺を漂ってきた私には辛いところだった。

あんな底辺には浸っていたくなかった。だから、面識のない人とのセックスは嫌だと意志表示をした。

その後、暇つぶしで遊んだ出会い系SNSで知り合った人と会った。

身体的とか、趣味とか、環境とか、奇跡的に合致していて、私にとって、理想を具現化したような人だった。

最初は旦那に内緒でご飯を食べるくらいで、性的な関係はなかった（旦那の異常性癖を話せる知り合いが欲しかったから）。

それがあっさり旦那にバレ、旦那は満面の笑みで私がSNSで出会った彼とデートし、性的関係を持つのを送り出すようになった。

帰宅したら責めるような口ぶりをしたりするが、もちろんそれは旦那が興奮するためのスパイスであり、本気ではない。

旦那にとってのそれは、喜ばしい私の変化であるようだった。

私は、旦那に止めて欲しかった。自分以外の男と関係を持つのは嫌だと言って欲しかった。

普通の夫婦のように、普通に信頼関係を築いて、性的にも満たされたかった。

けれど、旦那が性的に充分に満たされるためには、私が旦那以外と関係を持つ必要があるようだ。

それがわかっていて、それでも嫌いになれない私が一番おかしいんだと思う。

SNSの彼は理想だし、素敵で、好きになってくれて、頼れば助けてくれると思う。

それでも、やっぱり旦那が一番好きだ。願わくば、旦那の異常性癖がなくなってくれれば嬉しい。

でも、赤の他人を変えることが不可能に近いことはこの短い人生でいやというほどわかっている。

だったら、私が変わるしかない。

そうして、ウブだった私は消え去って、ハプバーもまあまあ、でも今はSNSの彼といるほうが楽しいなと思う私がいる。

こんな私になりたくなかった。でも旦那と性的に上手くいっているという点で、今が一番順調なのも事実。

SNSの彼は本当に優しくて、私の身体的コンプレックスもカバーしてくれて、それを喜んでいる私がいるのも事実。

でもやっぱり、旦那が一番好きで、旦那よりは倫理観のあるSNSの彼を利用しているところも事実。

彼が不憫に思えるかもしれないけれど、子もち既婚な彼もまた私を利用しているのだ。

もし誰か、私と同じような経験をしている人がいれば、どうすればいいか教えてほしい。

どんな本を読んでも、Googleで調べても、似たような事例がなくて、困惑するばかりなんだ。

私はこのままで良いのかな。それともいつか痛い目をみるのかな。

幸せになるにはどうすればいいのか。

このまま旦那の思うようにいる先に、幸せな道はあるのかな。

Permalink | 記事への反応(10) | 02:20

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