2015-09-03

この国に1億人の人口は多すぎる

安倍政権が「人口1億人維持」を掲げたりしてるけど、そもそも日本に1億人もの人口がいるのは多すぎるのではないだろうか。

経済力で考えると、ドイツ人口8,108万人で1億人を下回っているが経済好調だ。GDP日本より2割程低いが、人口日本の半分強くらいであることを考えると盤石であろう。

1億人いることで日本国内内需は強いとされているが、逆にその環境ぬるま湯になり世界的なベンチャー企業スタートアップが生まれないという意見もある。

年金高齢者福祉問題があるから人口を減らせないという話もあると思うが、既に2030年には1.8人でひとりの高齢者を支えるという話もあり、年金制度高齢者福祉制度破綻してる。これは人口を維持して解決するのではなく、制度自体見直しをする必要があるのではないだろうか。

人口が多いことで優秀な人材が生まれ割合が上がると言う人もいるかもしれないが、それだったらインドネシアパキスタンのあたりから世界的に著名な人物が現れていると思うがあまり思い当たるはいない。単純に割合で考えたら中国には日本より優秀な人が10倍いるという計算になるがとても10倍もいるようには思えない。

労働力不足の話は、今後の技術革新でむしろ人余りが加速していくように思える。自動運転車実用化すれば、トラックバスタクシーの運転手は廃業に追い込まれるだろうし、汎用ロボットの普及で工場労働者の多くが失業することになるだろう。彼ら全員がホワイトカラー転職できるとは思えないし、そのホワイトカラーですら人工知能進化という危機が待ち受けている。

他にも論点はあるかもしれないが、人口1億人を維持しなければならない理由は正直ないように思う。むしろ人口減を前提にした社会のあり方をいまから模索することの方が重要なのではないだろうか。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん