2015-08-19

百万畳ラビリンス

百万畳ラビリンスっていうヤングキングコミックスからでてる漫画を買った。

なんか表紙とタイトルに惹かれて衝動買い

上下巻なんだけど上巻呼んですぐに下巻も買った。

もんげーおもしろい!

主人公たちは目覚めると畳のある部屋の中にいてそこから縦横どこまでも部屋が続いて脱出できない。

というか部屋の構造迷路のようでふすまを開けると階段があったり畳をはがすと冷蔵庫が出てくる。

無機質な迷路っていうわけではなくふすまや畳のある部屋がごちゃごちゃになった見覚えのある景色が歪んでしまった世界

外界はあるんだけど辺り一面が森。下に降りると水が張っている。水の中にも畳が敷いてある。

この世界観めちゃくちゃ好きだ。

部屋がどこまでも続いていたら面白いなーとか窓の外がいきなり部屋になってたらなーとか妄想していた俺にドンピシャリ。

しかも畳。全部和室コンクリートの部屋じゃない。これがすごくいい。

畳っていいよね。地面がぜんぶ畳とか最高だ。

たぶん迷路から緊張感ある話にできるんだろうけどこの畳の部屋が続くっていう感じがなんとも和む。

主人公性格とか迷路に出てくる敵が怖くないってのも和みの要素だけど。

ぼんやりとした世界をただただ歩き回るっていうのがくっそいい。

下巻は残念ながら謎解きの答え合わせでもあり畳の部屋をぐるぐる探索っていう感じではない。

この謎解きの部分はやや淡白かなーと思わないでもない。

それこそ上巻では異次元的なものとか神の存在とかそういう抽象的で巨大な存在が関わってるんではないかとか

俺らの世界ってこういう裏世界あるんじゃね?って思わせてくれるワクワクがあったんだけど

それがこじんまりしてしまった感。

まぁまとめるならしょうがないかな、と思う。

とにかくこんな作品出会えるとは思っていなかった。

こんな想像力豊かなものがあるとはなぁ。

上下巻なんですぐに読めるしおすすめ

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