2015-08-03

先日、死にかけた話

端的に言えば、高さ2メートルほどのブロック積の上から落下した。

下はコンクリート張りの地面。

作業服に肩掛け式の草刈り機を装備してのダイブだった。

実家の裏側、山の斜面の法尻にブロックが積んであるが、雑草で覆われていたのでこれを切ろうとしたのだ。

その結果、雑草の下に隠れていた瓦を踏んで落下。

から夏祭りの準備でテントを立てたり、バタバタと忙しかった。

から有給とって嫁さんの実家草刈りでもしようと計画していたのだが、急遽仕事が入り、疲れたまま現場へ。

打合せの後、二時間ほど遅れて、草刈り開始。

家に戻ったのは夕方六時頃。

そのままで目についた雑草を片付けようとした。

といって、別に初めてのことではなくて、年に数回、目についたらいつもやってきたことだ。

ただし、この日はタイミングが悪く、朝から何も食べていなかった。

気温が高く、早朝からの肉体作業で疲労が深かった。

普段は必ず長靴を履いてやるのが、その日はスニーカーのままだった。

作業を初めて十分ほどで落ちたのだと思う。

階段で言えば8~9段くらいの高さで足を滑らせ、まっすぐコンクリートに落ちるのだ。

下手をすれば死ぬ

事実、滑った瞬間、死ぬと思った。

稼働中草刈り機抱えて、足を滑らせれば大動脈切って死亡なんて珍しくもない。

落ちる瞬間は、着地と草刈り機を引き寄せない事について、頭に浮かんだ。

落下をして倒れ込み、僕は慌てて草刈り機のストッボタンを押した。

両足がしびれるように痛い。

両手も手首と指が痛い。

故障箇所の把握に努めると、右足の裏、かかと、すねが痛い。

左足は膝のみ、手では左手首が強烈に痛い。右手の小指も痛むが、突き指みたいなもので、このさい無視をした。

総合すると、僕はターミネーターシュワちゃんの登場シーンのような姿勢で着地したらしい。

すぐに親戚が駆け寄ってきた。

後で聞いた話によると、たまたま草刈り機を借りに来た親戚が僕の作業を見に来て、まったく聞こえなかったのだけど、落下の瞬間には「危ない」と叫んだそうだ。

「頭を打っただろ」

しつこいくらいに聞かれたのは端から見ていて、そう見えたかららしいのだが、幸いに頭部は地面に触れてもいない。

腱も靱帯も、傷めはしたものの断裂はしていない。骨もヒビは入ったが歩けないほどではない。

どうにか死なずに済んだ。後遺症も残らない。

今、自分幸運感謝している。

本当に少し間違えば、草刈り機による切断も、コンクリートで頭を割ることも、背骨骨折も、靱帯断裂も、開放骨折普通にあり得た。

子供達や嫁さんと会話したり食事をしたり、今もできて本当によかったと思う。

生きていてよかった。

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