2015-07-21

これから新聞社存在意義

ほんの5年くらい前までは、

Web記事の画面よりも紙の新聞のほうが目にやさしいし頭に入る

記事の大きさでニュース重要性が分かる紙の新聞は優れたシステム

・紙の新聞だと無関心だった隣の記事が目にとまる機会が増えてインプットの幅が広がる

という意見がまだちらほらあったけど、WebサービスのリコメンドやSNS関連の機能も充実してきたし、さすがにみんな使い慣れてきたのか、最近になって紙の新聞Web記事よりも優れているという主張はほとんど聞かなくなったように思う。紙の新聞は、本当に読まなくなった。自分の話をすれば、ここ3年計で10時間も読んでいないと思う。それも、情報収集目的でなく、出張先のホテルや、帰省したときに、久々に紙の新聞をみて、興味本位で読むという使い方しかしていない。紙の新聞は相変わらず変わっていない。

今の自分情報収集方法を一覧化すると、こんな感じだ。

◆一般ニュース

NHKニュースWeb(大きなニュース情報は一番早くて正確)

話題なう(すぐにニュースにならない出来事含め、タイムリー話題チェック)

・NewsPicks(経済政治ニュース新聞よりもメタ視点で読めるので重宝)

ネット界隈のニュース

はてブホッテントリネット界隈の出来事の網羅性では他を圧倒)

Feedly(気になるブロガーやtechcrunchなどの専門サイトフォロー

仕事関係するニュース

Feedly(専門誌、同業者ブログなどをフォロー

Twitter(主に同業者公的機関フォロー

Googleアラート登録キーワードを含むニュースであれば、地方紙の小さい記事でも拾ってこれる)

スポーツ

Androidのプッシュ通知(登録したチームの結果がすぐ分かる)

◆天気

スマホアプリYahooのが一番情報が充実していて使いやすい)

株価

スマホの取引アプリ

これらをチェックするだけで、毎日1時間以上使っているけど、紙の新聞を1時間読むよりも網羅的で密度の濃いインプットができていると断言できる。紙の新聞なんて、いったいどうしたら今更読む気になるのだろうと考えてしまう。

数字があるわけではないけど、感覚値として、新聞社Web記事タイトルに、奇抜で目を引くような「アクセス稼ぎ」を目的としたものが増えているような気がする。SNSキュレーションサイトに向けた「燃料提供」が、新聞社たちが見出したこれから自分たち存在意義なのだとすれば、これは正しい進化の方向なのかもしれない、と最近思うようになった。

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