気持ちが悪いと思われるであろうことを承知なのですが、私はよく自分と恋仲となる想像をします。
別にナルシストであるというわけではなく、どちらかといえば自分のことは大嫌いで
どうして自分は自分以外の人間になれないのだろうとよく考えたものでした。
しかし、私は私と一緒になりたいと思うのです。
自分を見た時、自分としてあるなら、この自分でいたくないと望むのですが、他人として自分を見た時、とても良い相手であるように思えます。
変わりたいと願う自分がいる一方で、そのままで居てほしいと願う自分もいて、わけがわかりません。
もしかすると、自分のことを外に出さないように隠しながら生きてきた結果
他人が自分を理解してくれるという想像ができなくなってしまっているからかもしれないし
単に、なんだかんだいってナルシストであるというだけかもしれません。
同じ人間が2人いると生活の上で困るので、かわりばんこで夫婦を入れ替わって男女の営みをできたら……
(別に男男でもよいし、女女でもよい。切り替えられたらそれを越す愉しみはないように思えます)
今の世の中、結婚を望みつつも出会いを待つ間にその期を逃したという方の話をよく耳にします。
そんなご時世に、こういったファンタジーな望みで他人との恋仲を面倒臭がっていて、大丈夫なのだろうか?
いやきっと大丈夫ではなく、ただ大丈夫じゃないまま、歳を取っていくのではないでしょうか。
……深い山の奥、手作りのロッジに住み、裏手で薪を用意する私と、そこに労いの言葉とともに、冷えた水を持ってきてくれるもう一人の私。
私は、自分の異性バージョンと結婚したいって常々思ってるよ。
俺の嫁は、自分の異性バージョンって感じだわ。顔は似てないけど。(顔面偏差値は似てるかも)