2015-06-27

意識高い人は平原を車で進む

意識高い人が、生き方とか考え方について、もっと前向きになった方がいいとか、挑戦してみた方がいいと言ってたりするけれど、それはその人が、平原を車で進んでるから言えることであって、世の中には山道を徒歩で進んでる人もいるし、湖をイカダで進んでる人もいるわけです。洞窟カメに乗って進んでる人もいるかもしれないわけです。

彼らにとっては、前向きとか挑戦とか何の役にも立たないのです。なぜなら彼らが住んでるのは平原ではないし、彼らの乗り物は車ではないからです。同じように行動したら崖から落ちるかもしれないし、転覆して溺れるかもしれないし、鍾乳石に刺さって死ぬかもしれないからです。

でこういうことを書くと意識高い人は「なら平原に住めばいいじゃん(快適だよ!)」と言ってきたりするのだけど、こっちは好きで山に登ってんだよと。イカダが好きなんだ、暗闇が落ち着くんだと言いたいのです。

多くの人は平原に住んでいるわけなので、意識高い人の言葉も役に立つのかもしれない。だから全否定する気はないのです。ただ、意識高い人がよく言うところの、「世界を変える」「社会を良くしたい」みたいなことだけはやめてくださいと思うわけです。

君ら、山も湖も洞窟更地にして、車売りたいだけやろと。

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