2015-06-18

議員給与体系を考える

議員給与をもらいすぎだという話を割とよく聞くが、無給にしてしまうと今度は誰も議員になろうとしなくなってしまう。

個人的には、きちんと仕事をしている議員には金を与えるべきだが、当選しただけで何もしない議員は無給でも高すぎるくらいだと思う。

きちんと仕事をする議員インセンティブを維持しつつ、仕事をしない議員給与面での懲罰を与えつつ、国民も納得する、そういう給与体系は無いのだろうか。

私なりに考えたシステムを書き下してみる。

簡単に言うと「任期中には給与は払わず任期満了後に審査みたいなものを行い、その結果によって給与額を算定する」というものである

まがいなりにも選挙で勝ったということは、少なくとも当選した時点で1人は支持者が居たはずである

支持者がどういう理由で支持したのか様々だが、「掲げる公約自身方針と一致していた」と好意的解釈しておこう。

よって当選した議員は、掲げた公約の達成度によって評価されるべきである

議員任期が満了し、次の選挙を行う際に、投票所最高裁判所国民審査に使用するような紙を配り、裁判官名前ではなく掲げた公約の一覧を出して、○×公約達成是非を国民評価する機会を与えてみてはどうか。

で、○の個数と「当選時の票数」の比を取り、その比に応じて予算パイから議員給与を算定するのである

例えば公約10個掲げた議員Aが10000票で当選し、評価時に○が7000個しかつかなかった場合、その議員は(当選時には)100000個の○がつくことを期待されて当選しているのに7%しか達成できなかったとみなす。

議員Bは公約を5個挙げて5000票で当選し、評価時に○が20000個ついた場合、最大25000個の○のうち80%も達成できたとみなす(80%も達成できたら化け物だと思う)。

議員給与予算が87,000,000円と決まっている場合議員Aは7/87であるところの7,000,000円、議員Bは80/87であるところの80,000,000円の給与額が確定するのである

公約の数は少ないほうが有利になるルールだが、実現できないことをダラダラ並べるくらいなら確実にできることを並べてもらった方が個人的には良いと思う。公約博打ではない(当選後に「そんな公約したっけ?」なんて言われたら堪らんからね)。それに、公約の数が多い方が(端から見ると)いろいろやってくれるように見えるから、稼いだ票数で相殺できるかもしれんし、こればかりは戦略なので何とも言えぬ。

このシステムにはどのような不備が考えられるか?そもそもどうやって給与予算87,000,000円を決めたのか?とか、そういう話もあるだろう。

どうせ実現しないのでいろいろ考えてみたい。

  • ・任期中はどうやって暮らしていくのか? ・「公約達成の是非にかかわらず×にすれば税金を節約できる」とならないか? ・どうせ同じ政党の政治家なら公約は似たり寄ったりだがどう...

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