2015-06-09

[]趣味が心を圧迫する

最近趣味――同人誌を作るにせよ,新しい魚を飼うにせよ,詳しいやり方を調べる前にまず最初予算を試算するようになってしまった。「諦めるための理由」を金銭面に求めて,粗探しをしているみたいに。

趣味から当然なのに、「こんなことやっても一銭の価値にもならない」とか「こんなことやっても履歴書には書けないし経歴にもならない」みたいなことが常に頭によぎってしまって。やっている最中は確かに多少は楽しいけど,終わった後にその数十倍の虚無感に苛まれる。なので必死に,この趣味を通して自分が培ったかもしれない「何か」を言語化して探そうとする。

趣味人の考えじゃないよなあ,と思う。

労力に比してわずかな承認しか得られなくても,基本的赤字の一方でも,その趣味を通して建設的なものが得られなくても,ただ自分楽しいと,そう思えたなら情熱と金銭を注げるわが子のような存在。それこそが趣味であったはずなのに。かつてはそうであったはずなのに。


現在職場非正規雇用であるせいなのかもしれない。任期があと二年(今年度を含めて)という微妙モラトリアムであることが微妙自由微妙な焦りを生んでいる。

将来のことを考えると、趣味うつつを抜かしている場合でもない(時間面でも、金銭面でも)という焦燥感が、たぶん原因なんだろうなあと思う。

趣味する暇があるなら仕事しろ貯金しろわたしの中のゴーストが囁くのよ。

結局私が根性なしなんだろうか。

いっそ無趣味ワーカホリックジョブチェンジしたい。

  • 高藤仙道をおやりなさい。買うのは以下の2冊だけで良いから。 必要なのは時間だけだから。 http://www.amazon.co.jp/dp/4051034178 http://www.amazon.co.jp/dp/4051034356

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん