2015-04-30

権利者の話

会社によっていろいろとギャップがあるなあと思った話。

ライセンスビジネスについて考えている。以下、前置き。

ライセンシーライセンサーからある何かの権利を使用する許諾を受けて、それを使ったビジネスを展開する。よくあるのはキャラクターで、アニメコンテンツ会社出版社からキャラクターライセンスを借りて、グッズの商品化をするなど。これは一例。

ライセンシーはそのグッズを売って利益を得る。そしてライセンサーライセンシーからロイヤリティをバックしてもらうという流れ。つまりどちらも利益を得られることになる(グッズが赤字になるぐらい売れ残らなければ)。

ライセンシー実施者なのでリスクもあり(在庫を抱えるなど)、取り分は大きい。ライセンサー権利を貸すだけなので、取り分は少ない。ライセンサーがすることは、例えばグッズ制作であれば、実施するかどうかのジャッジデザインの監修程度なので取り分の少なさは当然といえば当然。そうじゃないとこういうキャラクタービジネスなんて成り立たない。

ライセンサーの取り分が少ないとはいえ、グッズ展開や他社とのコラボブランド価値の向上などの付加価値を生み出すので、言ってしまえば、Win-Winビジネスモデルとなるはずなのである

前置きが長くなった。

最近転職してこれまでライセンシー立場だったのが、ライセンサー立場になった。

毎日のようにどこかの会社が「権利をください」とプレゼンをしにくるようになった。

いろいろなアイデアがやってくるから、中にはひどいアイデアや、ただ売上がほしいのですと透けてあるようなプレゼンをする人もいた。そういう方に対しては断るしかない。それは仕方がない。うちにとってメリットがないし、断る権利はこちらにある。

しかし、いまの会社の人たちはほぼすべてのライセンシーこき下ろすのだ。

「くだらない企画だ」

バカなのかな」

「あんなやつらに甘い顔したらダメだ」

ということで私にもそういう態度をするよう言ってくる。事実プレゼン最中ニコリともしない。能面のような表情のない顔でくだらさそうに時間が過ぎるのを待っているようだ。

もちろんいま人気のあるライセンスを扱っていて、引く手数多ということもあるだろう。安易に許諾を出せるわけでもないので、優しいことを言ってむやみに期待をもたせるのはよくないと思う。

しかし、それでも企画を持ってきてくれる方々には誠意をもって対応したいと、もともと下請けをやっていた人間からするとそう思ってしまう。

正解がわからず悩む。

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