2015-04-16

社畜プログラマ腰痛日記

数日前に腰を痛めた。椎間板ヘルニアだった。

椎間板ヘルニア - Wikipedia

医師コメントアドバイスなど非常に参考になるものが多かったので書き留めておきたい。実名を明かしているブログに書いても良かったが、将来思わぬところで問題になる危険性も少しあるため、増田に書く。リアルの知り合いが読んだら身バレすると考えられるが、そこは気にしない。

やや長文になるが、同業の方々にとって良い情報源となれば幸いである。

長文を読むのが面倒だと言う方は、最後の方にある「医師からコメントアドバイス」の項だけ見て頂ければ十分かと思われる。その項までの文章は、発症から診察に至るまでの時系列の振り返りである

著者のスペック
普段の生活

朝起きて、少しIngress活動しながら会社に行き、仕事をする。

退社すると、夕食を摂ってから2〜3時間程度のIngress活動の後、帰宅

週末は自宅でコードを書く。

自宅でも会社でも、腰痛予防のために姿勢を頻繁に変えるようにしていた。その成果なのか、今まで腰痛に悩まされたことは一度も無かった。

腰を痛めたときの行動

先週末の土曜日の午前から昼にかけて、自宅でコードを書く作業を2時間程度行った。かなり集中していたため、途中で歩き回ることを全くしなかった。作業が一区切りついて、昼食の調達のために椅子から立ち上がった。その瞬間、背中に激痛が走った。

症状と行動(時系列

この時点では腰痛という認識は全く無く、ただ背中の下の方が痛かった。深く息を吸ったり咳をしたりすると背中の痛みが増した。痛かったのは確かだが、倒れ込んだりするほどのものではなかった。

土曜日夕方、友人に会うために外出した。背中は痛かったが、ゆっくりと歩けば十分にIngress活動できる程度の痛みだった。ただし下を向くのは辛かった。

日曜日の朝、痛みは増していた。体温を測ったところ微熱があったことと、深い呼吸ができないという症状が続いていたこから土曜日の朝からの症状が風邪による関節痛の一種かもしれないと思うようになっていた。また、トイレ自分の尻を拭うのがギリギリになっていた。身体を横にひねるという行動に制限が出始めていたのだ。

日曜日の夜、布団に入ると寝返りを打つのが辛かった。このときになって、この痛みの原因は風邪ではないと思うようになり、月曜日病院に行こうと思うに至る。次に取る行動は、何科を受診すれば良いのか?の情報を得ることであったが、これは困難を極めた。そもそも腰痛ではなくて背中の痛みであるため、ネット情報検索する際のキーワードも適切なものが思い浮かばない。途中で「ぎっくり背中」というキーワードにも遭遇したりしたが、結局、何科を受診すれば良いのかわからなかった。

月曜日の朝、何科を受診すれば良いのかわからないという状況だったため、いっそのこと無理して出社してしまえ!!という考えに至った。ところが、普段通り(=ギリギリ)の時刻に出発したところ、普段通りの速度で歩行できなかったため、出社しても遅刻だという状況に陥った。そこでようやく「何科でも良いから受診しよう」と考えるようになり、自宅へ引き返した。

このとき靴下を履いたり脱いだりするのに数分かかるほどに痛みが進んでいた。背中を曲げることが難しくなっていたのである

適当に見ていた知恵袋では整形外科受診すると良いと書いてあったので、「知恵袋かー」と思いながらも、近所の整形外科を探し始めた。

通院(初回)

近所の整形外科検索したところ、普段のIngressの徒歩行動範囲内に4件存在することがわかった。

この病院検索サイト検索結果から公式Webサイトへのリンクが一切張られていないため、大変使いにくかった。病院リストくらい行政提供してくれよとも少し考えた。

4件の検索結果のうち2件は紹介状必要であり、あと1件はWebサイト1990年代構造であった。最後の1件は紹介状無しでの外来受付がありWebサイトもここ数年に作られた感じがしたため、そちらへ向かった。徒歩で。普段のIngress活動範囲とは言え、かなり辛かった。

病院の窓口に到着して初診である旨を伝えると、お姉様から「どんな症状ですか」と訊かれた。「背中が痛いです」と返すと、「じゃあ整形外科ですね。」と言われた。人生で初めて、知恵袋を信じて良かったと思った瞬間である

1時間ほどの待ち時間のあと、医師の診察を受けた。症状を一通り伝えると、次のような検査を受けた。

2回目の診察の時にきいたのだが、これらの足の機能テストは、神経がやられているかどうかを判断するためのもののようである

レントゲン撮影の結果、椎骨(ついこつ:背骨構成要素)の間隔が1カ所だけおかし場所があって、そこで椎間板ヘルニアの疑いがあるとのことだった。

MRIによる精密検査を勧められたので、検査を受けた。検査結果は水曜日に出るとのことだった。

その場では、痛み止めとコルセットを処方してもらい、生活する上で気をつけること(コルセットの装着法、痛くなったら深呼吸して落ち着きなさい、など)を聞いてから帰った。

通院(2回目)

水曜日、かなり回復してきて、コルセットつきであれば可能となる行動が増えて来たため、午前中だけ会社に行き、昼から病院へ行った。

MRIでの検査の結果、やはり椎間板ヘルニアだったということを告げられた。

症状は軽くなっていたので軽い気持ちで診断結果を聞くことができたが、こうやって時系列で振り返ると、やはり重い話だよなぁと思う。

医師からコメントアドバイス

<<注意>> ここで紹介している医師コメントアドバイスは…

  • 著者個人に向けてのものであり、万人に当てはまるとは限らない
  • 著者が耳で聞いて記憶した内容から書き起こしたものであり、正確であるとは限らない

というものであるため、腰痛などで悩んでいる人は自ら医師相談することが望まれる。

椎間板ヘルニアについて

  • 椎間板ヘルニアは「治る」ことは無い。
  • 痛みを和らげるには、まず安静にすること。
  • 痛みを感じたら、深呼吸して落ち着いて行動せよ。(これは恐らく筆者が「呼吸が浅くなる」と訴えたことに対するアドバイス
  • 立ち上がる際などは、自分の前方に支えを設けることで腰への負担を軽減すると良い。自分の左右に手をついて立ち上がろうとしても、それは効果は薄い。
  • 各種筋肉を鍛えることは、痛みを予防する上で重要特に腹筋。腹筋は腹筋でも、その持続力が重要
  • 安静にすることと筋肉を鍛えることとは矛盾する。これを上手く解決する手段で最もお勧めなのは水泳である。ただし、世の中には腰痛「だけ」を抱える人はそんなに居ない。無理して水泳をしないこと。他の持病や生活習慣との兼ね合いを考えて判断すべし。
  • 足の機能(筋力や触覚など)が落ちてると感じたら、それは神経が圧迫されている可能性があり、なるべく早く受診することを勧める。神経の圧迫を放置すると後遺症につながる。「最近、つまづくことが多いなぁ」という感覚にも注意。
  • コルセットの長期連用は腹筋や背筋の筋力低下につながるため、やめた方が良い。十分な筋力があればコルセット基本的不要である。(若い人が)2週間以上コルセット必要としているようであれば、それは何らかの別の措置必要であると考えられる。
  • 重症」かどうかは、レントゲンMRIから判断ではなくて症状から判断が基本。
  • ヘタしたら、(著者くらいの年齢であれば)2週間くらい寝たきり&四つん這い生活になるから、本当に気をつけて生活して。

仕事について

個人的感想および今回得た知見(医師からのことば以外)
  • http://anond.hatelabo.jp/20150416232034 役に立つかどうかわからないけど腹筋を使って座る椅子とかあるよ。 バランスチェア http://www.amazon.co.jp/s/ref=a9_sc_1?rh=i%3Aaps%2Ck%3A%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E...

  • 椎間板ヘルニアを煩ってから約3週間、お医者様からの勧めもあり、プールのあるスポーツクラブに通い始めた。主たる目的はリハビリだ。 元々の話 ⇒ 社畜プログラマの腰痛め日記 h...

    • 脱水機のそばに多分洗面台がある。 そこでジャバジャバ濯ぐ。とにかく水着にしみ込んだプールの水を真水に置き換える。 洗面台がなければ併設のスパでも。 そんで脱水。 帰ったらネ...

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