結局、結論はいつも同じと思って、働くを結婚に置換して、微調整したところ、
やっぱり納得の内容。
-------------
元ブログ:「なんで結婚しないといけないんですか?」と聞いた学生への、とある既婚者の回答。
http://blog.tinect.jp/?p=10598
-------------
昨年は、この時期には既に独身の人たちの婚活が始まっていた。が、今年は円安の影響で、来年の3月からとなっている。
未婚者の動きもそれにつられて遅くなるのかとおもっていたが、実際には水面下でかなりの人が動いているようだ。これは、「婚活パーティー」と名付けられた「青田買い」の影響もあろう。
さて、とある「婚活パーティー」に参加した一人が、婚活パーティー終了後、あるメールを送ってきた。婚活パーティーへのお礼を綴ったメールであり、既婚者に宛てたものであったが、その中にある「質問」が含まれていた。
私はそのメールを既婚者に転送し、どのように返答するか、支持を仰いだが、その既婚者は、質問を見て「自分で回答したい」と言った。その質問とは、オブラートに包まれてはいたが、要約すれば、
「なんで結婚しないといけないんですか?」
という質問だった。
その既婚者は「確かに、婚活パーティの成績や、質問内容は結婚に関係ない、と言ったが、この質問はなかなか勇気がある」と感心し、まじめに答えたいと言い下のような主旨のメールを未婚者へ送った。
「なんで結婚しないといけないんですか?」という質問をもらって、私はとても驚きました。私は「結婚するのが当たり前だ」と思っていたからです。
でも、「当たり前」と思っていることを疑うことはとても大切なことだと思いますので、まじめに考えて、回答したいと思います。
私も、あなたと同じように「結婚するのはとてもつらく、苦しいことだ」と思っていました。今はどうか、と言えば、あまり変わっていないようにも感じます。相変わらず結婚生活は苦しいですし、楽であることは一つもありません。
でも、「結婚する」ことはあなたに多くの物をもたらすでしょう。それをお知らせします。
「家族などいらない」という人も世の中にはいます。でも、あって困るものでもありませんし、多くの人は家族がいなければ生活できません。むしろ、「家族のために結婚する」という人もたくさんいます。
ただ、「家族のためだけに結婚する」のであれば、あなたの言うとおり、結婚はつらく、苦しい物になってしまうかもしれません。多くの人は、人生の大半を「結婚生活」として過ごしますが、それがつらく、苦しい物であることはできれば避けたいでしょう。
ですから、「結婚生活がどうしたら楽しくなるか」ということについて、知っておくことは大切だと思います。
「なんのために生きるのか?」という問いに対しては私は答えることが出来ません。でも、家族を持てば、「この1年、何に取り組んでもらうか」ということについては明確なものを与えることが出来ます。
毎日を無為に過ごすよりも、明確な目標を持ち、それを達成するために努力することは価値があります。
単に「消費」するだけなら、誰とも会わずに済みます。そういった孤独が好きな方もいらっしゃるでしょう。でも、ほとんどの方にとって「孤独」はつらいものだと思います。
結婚することは、社会に参加することです。結婚することで、様々な出会いが発生します。家族のみならず、親戚、パパ友達、ママ友達には様々な方々がいます。
もちろん、それらが全て、あなたにとって意義ある出会いかどうかはわかりません。ですが、「一期一会」という言葉もあるように、一回の出会いが人生を変えることもあります。
4.結婚することは、学びをもたらす
結婚することは、「学び」をもたらします。家族を持たなければ知らないことだらけ、毎日学ばなければならないでしょう。また、自分の知識が陳腐化しないよう、学びはずっと続ける必要があります。
ただ、家族を持つと、「学校の勉強が苦手だった」という人とよく出会います。でも、安心してください。学校の「勉強」と、家族における「学び」は、異なります。
学校の勉強は特定の問題をを短時間で「処理」することが目的でした。家族における「学び」は、問題づくりから始まり、答えを探して、現実にそれらを実行するまで全てに関わるプロセスです。それはとても創造的な活動です。
ですから、人は「学ぶ」ことで人生を豊かに過ごすことが出来ます。
5.結婚することは、信用をもたらす
結婚することは、責任を引き受けることです。責任のない結婚はありません。ですから、「きちんと結婚する人」というのは、「きちんと責任を果たしている人」とされ、社会的に信用されます。
また、「信用」はお金で買うことが出来ません。例を挙げましょう。あなたは、目の前の人が「単にお金を持っている」というだけで信用できますか?おそらく出来ないと思います。信用は積み上げた行動でのみ、測られるからです。
きちんと結婚することは、信用を積み上げる第一歩です。
6.結婚することは、自信をもたらす
こう言うと、いや、「自信過剰」や「妙なプライド」は持つべきでない、というご指摘をもらうこともあり、ネガティブな側面を思い浮かべる人も多いかもしれません。
でも、誰にとっても「真の自信を持つこと」は大事だと思います。真の自信は、それまでにその人が積み上げた実績によってのみ得られるもので、虚勢や高慢とは無縁です。虚勢や高慢は、「自信」を持っている人の行動ではなく、「自信がないから、他者に認めてもらいたい」というだけのものだからです。
本当の「自信」は他者を必要とせず、「自分の力を発揮して、何かを成し遂げた」人だけにもたらされるものです。
結婚することは、なにか成し遂げることです。「自信」は、一生懸命、家族を作ることから生まれます。