2015-01-27

Qiitaで何があったのか

Qiitaで起きたちょっとした騒ぎについて、事情を知らない人たちが混乱しているみたい。

自分が知っている範囲で、何があったのかを書いておくことにする。

登場人物については、具体名を出すと迷惑かと思うのですべて伏せる。

知りたければ調べれば分かると思う。

ちょっと前の話

何ヶ月くらい前だったかQiitaちょっと話題になった投稿があった。

Swiftについての話だったからWWDC2014よりは後の話。

この投稿をしたのが今回の騒ぎの中心人物。名前を言ってはいけないあの人。以下Kとする。

で、何が話題だったかって、ものすごい分量のテキストでそれっぽく書いてあるんだけど内容は(というかタイトルからして)デタラメ

でもものすごい分量でそれっぽく書かれていると信じてしまう人もいるようだった。

コメント欄には正しい指摘をする人もいたんだけど、Kは否定的な指摘(客観的に見て正しい指摘なのだが)を一切認めず、長文デタラメによる反論を繰り返した。

話の通じない相手にいつまでもかまっていても仕方ないので段々そういう人もいなくなっていったし、しばらくしたら鮮度も落ちてその時は一段落した。

最近の話

Kは投稿を続けていた。

内容は関数型言語数学についてのもの

仰々しいタイトルや圧倒的な分量のテキストで、学術的に全く正しくない(あるいは厳密さを欠いて正しさを議論できない)ことが羅列されていた。

でもそのタイトルに惹かれてなのか分量で「よく分からないけど何か凄そう」と思ってしまうのか、Qiitaストック数は結構な数になっていった。

そのうち、「関数型言語」でGoogle検索するとほとんどトップに件の投稿が並ぶようになっていた。

この辺りから、関数型言語を利用している人たちの間で危機感が高まってきたように思う。

ただ、Qiitaには投稿に対して負の評価をつける仕組みがない。

間違った内容に対して、投稿者が訂正を聞き入れない場合にはどうすることもできなかった。

ここ数日の話

まずは、コメントによる指摘が始まった。

でもやはりKは自分の考えが絶対的に正しいものとして譲らず、誹謗中傷を含む反論を返すだけだった。

誹謗中傷は時には無関係の人物にまで及ぶこともあった。

Kだけが悪いように書くのはフェアじゃないので言及しておくと、指摘コメントにも誹謗中傷を含んだものもあって、かなり荒れた感じになった。

さらには最早Qiitaとは一切関係のない、Kの過去の行動についてコメントする悪質なユーザもいた。

そのうちKは投稿を削除した上で同じ内容を再度投稿し、コメントクリアするという行動を繰り返すようになった。

Qiitaの仕組み上、まともな手の打ちようがなくなってしまい、ここからユーザによって様々な抵抗がとられた。

Qiitaを去る

Qiita投稿することで間接的にKに利することを良しとせず、Qiitaの利用を止めるユーザがいた。

この時に残した投稿Qiita運営側によって「技術的内容ではない」ということで限定公開に変更された。

また、Qiita中の人Twitterでこぼした失言(削除済み)に嫌気が差して退会した人もいた。

対抗記事投稿する

コメントでは埒が明かないので、自らKの投稿の内容を検証した記事投稿する動きもあった。

早速Kに捕捉され、コメント欄にまたも長文反論がついていた。

Qiitaに対する皮肉投稿する

Qiitaの、「利用者善意依存した仕組み」のためにKに全く対処ができない状況を批判する記事に、

申し訳程度にコードを貼り付けて「技術的内容」として投稿するユーザもいた。食玩みたいだ。

結末

そうこうしているうちに、Kを擁護する記事(削除済み)が投稿された。

関数型言語について聞き齧った程度のあれこれを書いていたが、Kの影響を受けたとあって概念的な記述に終始し、

到底理解しているようには思えなかった。

「間違った内容を書いてはいけないのか」「指摘する側が正しい記事を書けばいい」「検索上位に来るのはGoogleが悪い」

「Kはあれだけ時間をかけた記事無償提供してくれている」「Kの説明は本質的で分かりやすい」といったのが擁護の主張であった。

正しい指摘をし続けてきた人たちにとっては、こういった初学者への悪影響こそが正に危惧していた状況であった。

この投稿に対してKを含めてコメント応酬が行われている最中、KはQiita運営側によりアカウント凍結という処分を受けることになる。

のしばらく後、アカウント凍結からユーザ資格の停止へと状態が変わっていた。

蛇足

ここからは多分に個人的意見なので、事の顛末が知りたいだけの人は読んでも得るものはない。

結局、最終的にはQiita運営による強制排除で落ち着いたわけだけど、Qiita利用規約を読む限り、禁止行為に該当する理由がないように見えても

運営側判断ユーザ資格の停止でも記事限定公開への変更でも勝手にできるということらしい。

「なにがOKで何がNGなのか明記しろ」という意見も目にしたけど、明確に線引するのは難しいだろうし、この辺りは意見が分かれるとこだろう。

現行の仕組みで、あくまQiita運営側独裁的にOK/NGを決めるやり方が上手く回り続けるかは疑問に思うけれど、とりあえず運営側を信頼して

利用を続けるという判断も悪くはないと思う。

Qiitaに俗に言うポエムやら小節投稿することにも賛否あるようだけど、個人的には今回の騒ぎのような手の付けられないような状況にさえならなければどうでもいい。

ノイズまみれになって有用情報相対的に減少することになったとしても、それはサービス側の選択した道だと思う。

関数型言語界隈は最近注目を集めていることもあって、分かったような気になった人によるなんとなく分かったような気になれるような文章みたいなものを良く目にする。

関数型言語ユーザの端くれとして意見を述べるとすれば、手っ取り早く分かったような気になろうと思っても結局何も分かりはしないので、

良書・良コードを読み、手を動かすことが一番の近道だと思う。

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