2015-01-16

http://anond.hatelabo.jp/20150109211441

少し前の増田に便乗する。

男性痴漢被害に遭ったことを告白するのは、女性以上に大変であろうから、まずはお疲れ様

 

私はデブス女であるが、中学の頃からずっと混んだ電車での通勤・通学をしており、痴漢にはそれなりに遭った。一々数えてはいないが、まあ2ケタの範囲かと思う。

その経験を踏まえて思いついた事。特に理論とかは無いので箇条書きにする。

 

制服を着ていると遭遇率が段違い→小学校高学年の時や大学生時代にも数回遭遇したが、頻度としては制服時代(中高時代)が圧倒的に高かった。

 中高で違う制服を着ていたのだが、セーラー服の方がより頻度が高かったような気がする。

 

・周囲の女子たちも同じくらい被害を受けていた→同学年の女子たちの間では、痴漢は「時々遭遇してしまう、非常に嫌なもの」というのがおおよその共通認識だったように思う。

 護身用のカッターなどで撃退した武勇伝を語る子もいたが(本当かどうかは知らない)、ただ被害を受けて本当に嫌だったよねーそうだよねーという会話も多かった。

 

容姿関係ない→上記の二つと関係するが、色々なタイプ女子生徒が皆同じような認識を持っていたので、特に痴漢に遭遇しやす容姿というのは無かったのじゃなかろうか。

 ときどき、「私は遭ったことがない。女失格だろうか」みたいな自虐を言う人が居るが、痴漢の遭遇率は本人の持つ要素よりも通学経路など外的な要因で決まると思う。

 また、私自身は装いが年齢に従ってあまり変化しない、いわばイモの極みのような女で、制服を着ていた期間だけ容姿がその前後と事なっていたとは思わない。

 やはり容姿よりも制服痴漢は引き寄せられていたと思う。

 

理解を超える酷いヤツが居る→痴漢というだけで十分酷いのだが、友人が遭遇したと言ってショックを受けていた痴漢の話には、本当に耳を疑うものもあった。

 下着の中にまで手を入れられたというのは一度ならず聞いた。

 電車に乗るために列の先頭で並んでいたら、到着した電車から降りてきた客の一人に通り過ぎ様、スカートを全開に捲り上げられたとか。

 さんざんしつこく触ってきた挙句最後に金品を渡そうとしてきたとか。

 いずれも、被害を語った子は悔し泣きせんばかり(或いは実際にしていた)だった。虚言ではないだろうと思う。

 

・される側の感覚麻痺してくる→私も最初に遭遇した時はショックだったのだろうと思うが、回数を重ねるごとに「ちっ、またかよ」みたいに感じるようになった。

 もちろん嫌は嫌なのだが、恐怖にすくむとか言うのとは少し違ってきて、害虫が湧いたような気分になる。

 遭遇した時の嫌さも、得体の知れない虫がくっついて来てしまったような感じに近い。とにかく気味が悪くて不快である

 一つ上に書いたような酷い被害にあったら恐怖も感じていたかと思うが、幸いというべきかどうか、私はそこまでの被害には遭わなかった。

 

通報などは思いつかなかった→何故だか自分でもよく分からないが、思いつかなかった。自分で避けるなり我慢するなり撃退するなりの対処をしなければいけないと思っていた。

 爪を立てて思いっき痴漢の手を捻ったりしたこともあるのだが、効果がなかった。あまり痛くなかったのか、痛くても気にしないのか。

 

 

追記:

今は電車に乗る機会も減ったし制服なども着ないし、長らく痴漢には遭っていないのだが、もし今遭ったら自分通報するだろうかと考えてみた。

はっきり言ってしなさそうである。どうせ一人捕まっても、また後からから湧いてくることのために、一々手間暇かけて通報するのが面倒臭い、いいこと無いという気がしてしまう。

痴漢を少しでも減らすためにはこれは良くない態度であろうが、我ながら悪い方に鈍感になり過ぎた。痴漢被害を減らすべく戦っている人にとっては私などは静かな敵だろうと思う。

他人被害を目撃したパターンなら、もう少し通報の心理的ハードルは低いかもしれない。がんばろう。

記事への反応 -
  • ほんと、お前みたいのが「自意識過剰」「自慢か」「そんな美女でもないだろ」なんて小言いうから女は被害を訴えられないんだよ。 女子高生という子どもが、電車内という社会で、...

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