2015-01-06

眠れないので書く

地元から東京に出てきて、今年で13年目となった。年も30を越え、配偶者も、もちろん子供も居ないものの、仕事生活も安定してきている。

でもふと実家に目を移すと、そこには愛する両親、そしてもう80を越える(けどまだ元気な)祖母が3人だけで住んでいる。

私の家は農家で、3人兄弟長男である私が地元を離れて東京大学に行きたいと言った時は家族中大騒ぎとなった。

いずれ家長(もうそんな制度無いけど)となるべき人間が家を離れ、もしかするともう帰ってこないかもしれないのだから当たり前だ。

だけど、やっぱり自分人生だし好きに生きたいと思っていた私は両親と話し合いを持ち、結果的に「好きにしろ」という一言を貰う事になった。

(当時は当たり前だと思っていたけれど、今になってそのときの両親の気持ちを考えると、心が痛む。)

家の事を思わないでもなかったが、幸い3人兄弟だったので、2人の弟のうちどちらが一人でも家に残っていてくれれば、それで丸く収まる、家は存続する。他力本願もいいところだけど、そう思っていた。

でも、そうはならなかった。好きな事をやるために家を出て行ってしまった私の背中を見てか、弟二人も高校卒業と共に家を出て行ってしまった。

それでも就職先が地元になれば、と淡い期待を持っていたけれど、そんな事は起こらなくて、二人ともそれぞれ首都圏会社就職してしまい、あの家に住む者は両親と祖母だけの3人となってしまった。

父親は私達兄弟が全員家を離れてしまった後しばらく、毎晩酒を飲みながらそのことを嘆いていたらしい。

その事を教えてくれた母親も、口には出さないけど祖母も多分同じ気持ちなのだろう。

私にとって帰るべき家はあの家でしかないと今も思っているし、若い頃は無くなってしまうなんて思ってもいなかった。

でも、もう時間切れが迫っている。

数年前には父親が大病を患い、その影響か最近は体力の衰えも顕著になってきている。母親はまだ元気だが、それでも今年はもう還暦を迎える年となる。

いつも元気な印象がある祖母も、最近は出歩く事が少なくなってきているらしい。やはり、寄る年波には勝てないのか。

このままだと、緩慢だけど、確実に、あの家は無くなってしまうのだろう。

私は家に帰るべきなんだろうか。近頃はそう思う事も多くなってきた。

でも、今の仕事生活も捨てて、イチから地元仕事を探しながら農家を継ぐなんて度胸は私には無さそうだ。

私にとって「家族」はあの家にしかないから、こんな風に悩むんだろうか。

配偶者を持ち、子供を授かり、家族が出来ればこんな葛藤も乗り越えられるのだろうか。

はいつまでこんな悩みを抱えたまま生きていかなければならないんだろう。

全て終わってしまったら、後悔して生きる事になるんだろうか。

いっそ、投げ出してしまえば楽になるんだろうか。誰かが言うように、一度仕事辞めてみたら目の前が開けたりするのだろうか。

本当に私がしたかった生き方は今の自分なんだろうか。今ではそれも分からない。


書きたいことを書き連ねていたら眠くなってきた。寝よう・・・

追記:

トラックバックくれた方、こんな掃き溜めのような記事コメントありがとうございます

両親と相談すべきと言うのは本当にその通りで、臆病な私はこのことをタブーのようにしてしまっていて、まだ両親とこのことについて話し合った事はありません。

このままですと、状況は悪くなる一方なので、今度帰省したときに両親と膝を突き合わせてコの件について話し合ってみようと思います

  • もうしてるかもしれないけど、一度ご両親と直に相談してみたら? 土地と家があって家族があるわけじゃなく、人がいて家族がいると思うんだよ 自分一人の問題ではないわけだし、一人...

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