要件を聞き、それに応答し、場合によっては担当者へ繋ぐか言付けを伝える
定型的で大したことはない動作なのだが、多くの人がこれで失敗するのを私は知っている
相手の名前が不明瞭であれば聞き返したり、自分の所属名を噛んでしまったり
用件を書くためにメモやペンを探し(この時片手は受話器を持ったまま)、ようやく用意ができたら受話器を頬と肩に挟みながらメモを取る
なんと面倒なことだろうか
予めペンとメモを用意しておくとかそういう解決方法はあるが、万全ではない
この万全ではない状態で、対面していない人間と、ある種のコミュニケーションを図るというのはなかなかにストレスのかかる仕事だ
「扱いやすさ」というのは具体的に言うと、文字送信機能の付いた通話サービスだ
メールではなく、電話で文字を送信したい、というシーンは意外と多い
相手の名前など向こうが文字で送ってくれば一々書き取る必要はないのだ
いちいち聞き返したり、珍しい名字の書き方を教わったり、カタカナでごまかす必要はなくなる
資料がないと対応できない込み入った要件ですら、その場で対応することも可能になる
電話をかける側も、電話をかけた相手の情報が文字として表示されれば、初めて入力した電話番号が合っているかどうか、相手が出るまでドキドキ待つ必要はない
黒電話やファックス機能付き電話の時代であれば、こういった発想はありえなかったと思うが、現在は携帯端末というものがある
通話相手に文字情報の送信など、ハードウェアとしてはとっくにクリアしているスペックのはずだ
なぜ我々は携帯端末で電話をかける時、ディスプレイを塞ぐという愚行を容認してきたのだろう
現在でもスピーカーやイヤホンを使えばディスプレイで他の操作をしながら電話をすることは可能だが、通話相手にそのまま文字情報を送信するといった機能はまだ付いていない
電話ほど時間をロスするデバイスは無い。 デルみたいにチャット形式で会話するのが一番ラク。
「ぼくちゃん他人とお話しするのが怖いんですぅ」っていうコミュ障が必死に屁理屈たれててワロタ