■IT勉強会のリアル

　IT勉強会を活用しようと思う人は、まあ、一度は読んで、その時間の使い方が本当に有意義なのか一度落ち着いて考えてみるといいと思います。また、企業のエンジニア面接官は、エンジニアがIT勉強会などのコミュニティの活用をアピールしてきた場合、以下の現実を把握されてから、今一度候補者の言い分を検討してみるのが良いと思います。

• IT勉強会に来る人側、やる人側で、本当に実力のある人はとても少ないか、実は全く居ないことがほとんど。主催者側も「そういう人が来てくれないかなー」という他力本願期待か、参加者も「そういう人が居るはず！」と来ており、実際に毎度IT勉強会で見事にミスマッチして、お互いがっかりというのが本当の姿。
• エンジニアでも、ほんとうにできる人（仕事もできる人）は、残念ですが勉強会には来ない傾向があります。勉強会を開催する側にまわってまず最初にわかる現実はこういうことです。参考：本当にできる人は参加しない　－チャンスを掴む勉強会入門【4】：PRESIDENT Online - プレジデント。彼らは、すでに仕事に直結するような人脈を持っており（かなり当人の運やら環境も作用する）、独学なども効率的で、そもそもIT勉強会よりも効率的な情報収集チャネルを独自で持っていたりします。ただ、こういった人はIT勉強会には来ない事がほとんどですので、そのノウハウはシェアされることがありません。大企業のバリバリの優秀なエンジニアが実はIT勉強会の参加者にあまり居ないのもこういった理由があります。彼らは環境で本当に恵まれているのでIT勉強会はそもそも不要か効率が悪いのです。また、笑えるのですが、勉強会！勉強会！って言っている輩ほど仕事出来ない傾向が自分のまわりでは高いですなぁ。
• IT勉強会に参加している人は、残念ですがいろいろダメな人が多いです（たまに少しはマシな人もいるけど。）良くいる輩は、典型的コミュ障、仕事よりも趣味優先派、そもそも勉強苦手な人、アウトプットが出来ない（か、苦手）な人、今いる仕事場がダメすぎるのでなんとかして脱出したい人（本人が優秀な場合はまれです。居るべくして居るのでは？みたいな人の方が多数）、貧乏なフリーランスで現在仕事うまくいってないので仕事探している人の巣窟といってもよいと思います。
• 最初はちょっとぐらい刺激を受けるのですが、そのうちすぐ飽きるか陳腐化。そんなね、主催者側も暇じゃないから、情報収集出来る量にも限りがあるのよ。

まあ、現実的には、「なんかいろいろIT絡みで『うまくいっていない人』が必死にもがいてる姿を見て、自分も安心する会」ってのが多くのIT勉強会のリアルかと。非常にまれに良い勉強会もありますが、一瞬存在するだけです、そんなもの。

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