コンビニの事件で大阪人はDQNが多いみたいな空気になってるので、良い所を書いておく。
町医者の待合室でのこと。阪大病院を紹介され、看護婦さんに道を聞いた。でもよく分からない。
そしたら、待っていたおばちゃんが道を教えてくれた。
さらにどんどんおばちゃんが集まってきて色々な道を教えてくれる。
「この道が分かり易くてええねん」
「こういう道もあるで~」
色々言われて訳わからんようになってきた。おばちゃんもそれを分かっているようで、
「こんなに色々言うたら分からんようになるやんな~」
と言われた。
「アメあげる」
アメをもらった。
おばちゃんたちの土地勘はすごい。
人によって道が新しくできたり、急に消えたりする。
それでも、自分のためにここまでしてくれるなんてと、嬉しく思った。
俺はATMで極力後ろの人を待たせないように気を付けている。
タッチパネルは間違わないよう慎重に、それでいて素早く入力する。
金とカードを回収したら、すぐ横にどいて次の人が使えるようにする。
他県ではそんなことをしても誰も感謝しない。それどころか、横にどいてるのに俺が去るまでATMを使わない人もいる。
大阪のおばちゃんは違った。嬉しそうにお礼を言ってくれた。大阪人は他人の気遣いに敏感だ。
有名な話だ。信号は変わっても、その瞬間はまだ青信号なのだ。だから平気で突っ込んでくる車がいる。
他県ならそんなことをすれば事故が多発するだろうが、大阪人はそのへん分かっている。
赤に変わってもすぐには発進しない。
大阪人は一般にせっかちな人が多いと思うが、相手のせっかちさを許容してあげるおおらかさもある。
当たり前だ。指示器を出したくらいでは、割り込ませてくれ、という意思表示にはならない。
車の頭を無理やり突っ込んで初めて意思表示となる。
相手も分かっているから、どうぞとばかりに減速してくれる。
何が何でも割り込ませない、俺の前を走るやつは許さん!という訳ではない。
ちなみにこれを大阪から地元帰ったときにしてしまって、事故りそうになったことがある。
左折するときは一時停止でもするんじゃないかと言うほどに減速する。
自転車が突っ込んでくるのだ。
自転車は信号が青なら周りも何も見ずに横断歩道に突っ込んでくる。
大阪人はせっかち、自分のことしか考えてない、など色んなイメージがあるかもしれないが、それらを許容した暗黙の了解があり、
皆がそれにしたがっている。
だから、よその人からみたら何だこいつらと思えることでも、うまくいっている。
あと面白くないことやオチのない話は嫌いだが、俺は変態なので、特に意識しなくても面白キャラで打ち解けることができた。
ご指摘いただければ幸いです。
おおきにー なんかあるたびに「また大阪か」とか言われるから、好意的印象うれしー きっと上手にとけこんだんでしょう また来てやー