2014-07-14

滋賀県知事選 政権のおごりへの批判

強引な自民党1強政治有権者が異議を唱えた選挙結果ではないか。滋賀県知事選投開票され、前民主党衆院議員三日月大造氏が、自民公明両党推薦候補らを破り初当選した。安倍政権の発足以来、与野党が対立する構図となった国政・知事選与党が敗北したのは初めてだ。

 集団的自衛権行使を容認する閣議決定後初の大型選挙として注目された。各党は来春の統一地方選もにらみ、秋の福島沖縄県知事選とともに最重要選挙と位置づけて臨んだ。それだけに、この結果が国政に与える影響は小さくない。

 「もったいない」などのキャッチフレーズで知られ、「草の根自治」を旗印に2期8年務めた嘉田由紀子知事引退を表明。嘉田路線の継承か、転換かの選挙となった。

 自民党安倍政権経済政策アベノミクス」を担当した元経済産業省官僚擁立安倍政権への高い支持を後ろ盾に、組織固めを進めた。三日月氏は嘉田氏と二人三脚で「草の根」後継をアピールした。

 当初は与党陣営優勢が伝えられたが、選挙戦中盤に安倍政権集団的自衛権行使容認閣議決定したころから風向きが変わったとされる。

 三日月氏は安倍政権との対決色を強め、「行使容認を簡単に決めた」などと批判を展開した。自民党石破茂幹事長らを投入するなど国政選挙並みの態勢で陣営引き締めを図ったが、伸び悩んだ。行使容認に慎重だった公明党との連携がどこまで機能たかも含め点検を迫られよう。

 

 自民党議員の相次ぐ問題発言マイナスに働いた。

 福島第1原発事故中間貯蔵施設建設をめぐる交渉についての石原伸晃環境相の「金目」発言は、多くの原発を抱える福井県に隣接する滋賀県有権者に「政府本音」として響いたはずだ。嘉田氏の提唱した「卒原発」を三日月氏は継承した。原発再稼働に前のめりな安倍政権に対する批判作用した可能性もある。

 東京都議会では「早く結婚した方がいい」との女性蔑視のヤジが問題化した。その後、国会でも同様のヤジが発覚し、有権者の反発を生んだ。与党陣営はこうした逆風をかわせないままだった。

 一方の野党も、この勝利がただちに国政での攻勢につながるとは言えない。三日月氏は幅広い嘉田票を取り込むため、あえて民主党を離党して政党色を出さずに戦ったからだ。

 国政は現在、「1強多弱」と呼ばれる状況にある。そのおごりが強引な政権運営自民党議員問題発言となって表れ、有権者は拒否感を強めつつあるのではないか。政府与党選挙結果謙虚に受け止めるべきだ。

http://mainichi.jp/opinion/news/20140714k0000m070151000c.html

セクハラやじの影響懸念 滋賀県知事選で石破氏

2014.7.8 19:17

 自民党石破茂幹事長は8日の記者会見で、セクハラやじ問題などを念頭に、党への批判が13日投開票滋賀県知事選に影響を与える可能性に懸念を示した。

 「わが党に対する批判が影響を与えるならば党として大変申し訳ない。支持に影響が出ていることは否定しない」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140708/stt14070819170004-n1.htm

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん