『ラノベに流行がない時代がやってきました http://anond.hatelabo.jp/20140603210933』の記事や、ライトノベル全体の発行部数の減少、大手ライトノベル新人賞の投稿数大幅減というニュースを目にし、気分任せにこの文章を書いてます。(こういった批評じみた文章は書き慣れていないため、散らかった内容になってしまうかもしれません)
まず私のことを手短に紹介させていただきますと、出版社の人間としてライトノベル業界にそれなりの年月携わっておりました。
具体的にどういう役職だったのか、いつからいつまで業界にいたのか、は身元が割れるのが怖いので明らかにできませんが、90年代に一世を風靡した作家さんとも00年代から現在に至るまで活躍されている作家さんたちとも交流があったとは記しておきましょう。
そんな元業界人の私には、今現在のライトノベル業界は窮屈で、進むべき方角を見失いかけているように思えてなりません。
とはいえ、WEB上でよく指を指されるように萌えがラノベをダメにしたとまでは考えてないです。槍玉にあげられるフォント弄り等の演出に関しては素直に面白いと感じました。
思い出話になりますが、冲方丁さんや古橋秀之さんが業界を代表してライトノベルを語っていたあのころは、「面白ければ何をやってもいい」本当に自由な時代でした。
こうあるべきというライトノベルのイメージ はまだはっきりとは固まっておらず、漫画のような題材を扱った小説だとか、中高生の読者が対象だとか、それぐらいのおぼろげな決まり事があっただけで、それぞれがそれぞれの面白さを信じて作品づくりに取り組めた時代だったのです。
しかし、今のラノベ業界内には、「ライトノベルはこうあるべき」と、型にはめてしまおうとする動きが見受けられます。
私が先日、講義に訪れた先の専門学校生は、カテゴリーエラーという言葉をずいぶん気にしていました。
今ラノベを書いていくなら、守らなければいけないこと、やってはいけないことがこれだけあるんですよ、と。
その彼に、それはいったい誰が言っているのか問いただしてみるとこう答えてくれました。
「みんなが言ってるんです」
そのみんなには業界側の人間も含まれているのでしょう。もし彼らが勝手に解釈しただけだとしても、そう思わせてしまうようなことをしてしまっているからカテゴリーエラーなどという窮屈な認識が広まってしまったのではないでしょうか。
ライトノベルはエンターテイメントであるべきとの考えには私も賛同します。
であるからこそ、ラノベはもっとどん欲に幅広く面白さを追求してゆくべきです。
出版社も作家も、いま捕まえているファンをいかに逃さないようにするのかばかりに考えを傾けていてはいけません。小さな市場でパイを奪い合ったって仕方ないでしょう。
この業界が長いベテランの方々も、その時々の流行を節操なく追いかけたりなどせず、蓄えたノウハウを生かして市場を拡大、開拓していくような野心溢れる作品を意志を持ってもらいたい。
アニメ制作会社も同様です。目先の利益も大切でしょうが、魅力があり、未来を開いてゆける可能性のある作品をプッシュしていかないとダメです。
勢い任せに老害じみたことを書いてしまいましたけど、まあ真に受けないことです。
実は私はまだラノベ業界に片足を突っ込んでいて、野心的な作品づくりに挑んで失敗する編集や作家を尻目に、従来の売れ線を安易に模倣した作品を量産させてウハウハと市場を独占する腹かもしれませんし。
どうせラノベ業界の市場規模なんて豆腐業界よりも遙かに小さいんだから、ダメになったって世の中からすりゃ些末なことでしょうよ。
ラノベやばい はい、いきなりはじまりましたが、一応ラノベ業界人です。エロゲ業界にもちょっと関わってたり知り合いが多かったりもします。 で、どうやばいのかというと、何が...
『ラノベに流行がない時代がやってきました http://anond.hatelabo.jp/20140603210933』の記事や、ライトノベル全体の発行部数の減少、大手ライトノベル新人賞の投稿数大幅減というニュースを目...
美味い飯食わせろそこのバカニート まで読んだ。
文字は表裏表紙2頁だけで勝負して、あとは画集とか漫画だったりするとうれしい。 っていうかラノベって一番そういう実験がしやすい媒体なのに、いっさいやらんよね。 文学気取りか...
昔は確たる流行があって、売れる根拠や読者の需要が本当に分かっていたのか? まずそこから勘違いだったのでは
いいことでしょ
おまえが作家なら、マリみてのパクリでいいから、お嬢様学校が舞台の百合を書け。 編集者なら書かせろ。 期待してるぞ。
マリみての肝って姉妹システムだから、 お嬢様学校舞台にしても多分うまくいかないんだよなあ 姉妹システムパクるのはあからさま過ぎて無理だろうし
劣化コピーでもそこそこ売れるんじゃないかなぁ。 何売れるのかわからないって悲鳴あげてるなら、試す価値はありそう。 てか、編集の意見ってラノベ執筆においてどれだけ重要なんだ...
薔薇さまみたいな特権階級だとか姉妹システムだとか腐るほど類例があるから大丈夫だ。とりあえず書け。俺が買ってやるから。
FLOWERS(ブランド:innocent grey)って百合ゲーがもろにマリみての劣化コピーで萎えた。 アミティエと呼ばれる制度がある。入学と同時に、疑似的な“友人”を作らせ、共に生活させること...
気に入らない女にシカトかましたりしてるのを見て吹く http://anond.hatelabo.jp/20140603210933
俺はエロゲ業界の中の人だけど、売れてる根拠がない、って感覚はよくわかるわ。 いっちゃうと、ユーザーが何がよくて買ってるのかわからない、ってのにいきつくかもしれん。つうか...
作家でもなく、大手出版社の人間でもなく、編プロの人間っぽいなと思った
売れる前から傾向とかで解ったような気になってるだけだろ。ラノベに限った話じゃないよ。 ゲーム業界だって、妖怪ウォッチが売れるなんて誰も思っちゃいなかったよ。 マーケティ...
最近大事なのは「その場のノリ」なんじゃないかな だから実際に『その場』にならないと分からない なんか音楽も似たような状況だけど、あっちは批評家様共がギターの一本も持たず...
これ、業界全体の話じゃなくて、特定レーベルのメソッドが通じなくなってきたって話を、主語すり替えてるんじゃねえのか。具体的にはMF文庫メソッド。
流行なんて、合った時期があるんだろうか。(ライトノベル) たまたま一発あてる作品があると、その類似品がどわっと出てきて(オリジナル作の)ジャンルが死ぬ。という現象はしょ...
流行なんて、合った時期があるんだろうか。(ライトノベル) たまたま一発あてる作品があると、その類似品がどわっと出てきて(オリジナル作の)ジャンルが死ぬ。という現象はしょ...
需要に合わせることばかり考えてないで需要を生み出せよ 自信の有るもの作って売り込めや 情けないこと言いやがって 受身だから俺TUEEEみたいなゴミを世に出すことになる
まだ一応は売れてるんだね。 個人的な話をすれば、一時期片っ端から読んでたのを全く読まなくなった。 元増田の言うように、新しいと思えるものが無いな~ってのもある。どこかで...
そんなあなたに電子書籍。お手軽に新刊をザッピング。試し読みも充実。角川が運営するBOOK☆WALKERがオススメだよ。 というか、電子書籍じゃなくてもレーベルの公式サイトとか行くと、...
就職して関東に引っ越してアニメを見まくるようになった人間がいるけど、2,3年経って目が肥えて「またこのパターンか」っていうのばっかりになったから逆に見なくなったらしい...
「またこのパターンか」を乗り越えたら、そのパターンの中の違いを楽しめるようになるのにな。もったいない。
一般文芸でしか扱われないようなもので、ラノベ読者に受けそうな題材っていくらでもあると思うんだよね。 そういうものは一般文芸で出した方が売れるので、ラノベとして出す必要...
どこかで飽きられているものでも場所を変えれば売れるということだよ。 事実、ラノベを一般文芸の体で売りだしてヒットしているだろう。
ちょっと違うと思う。 ラノベのうちただ対象年齢が若いというだけで、大人を含めた割と多くの人にも受け入れられそうなもの (昔の言い方で言う少年・少女小説とかヤングアダルト)...
一般文芸的なものをライトノベルに含めると「幅広い年齢層に対応するようになってますます多様化した」と言えるし、 一般文芸的なものをライトノベルに含めないと「一般文芸的なも...