2014-06-03

セックスをしても名字にさんを付けて呼ぶ男が好きだ

いつものようにさよならキスを交わした彼は、私のことを名字にさんを付けて呼ぶ。

月に一度は会うことがもう1年を超えていて、たまになんとなくセックスをする。半年に一度ぐらい。

そんな彼が発する私の名前は、なんだか自分のことのように思えなくて、例えば「タナカサン」みたいな、ん?なんかの山の名前?みたいな。

意味を離れた5文字の音声は、キスと一緒に真夜中の交差点に放たれて消えた。

10年前からそうだった。

妻子がある人とよから関係になり(この彼みたいに)

度会っても彼は私を名字で呼んだし、私も名字で呼び続けた。

そんなところが好きだった。

幸せになるのは少し難しいかもしれない。

でもやはり私はこの奇妙な距離感を愛するのだ。

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