2014-05-21

アーティチョーク売りの少女

年の瀬の町に雪が降る。少女アーティチョークを持って町で売らなければならなかった。

しかアーティチョークはまったく売れなかった。少女はおなかもすき、寒さにもこごえてきた。

少女は少しでも暖を取ろうとアーティチョークを燃やし始めた。

ああ、あたたかい!アーティチョークはぴかっと光り、赤い炎をあげた。

まー一本、まー一本と、アーティチョークを次々と燃やしていきました。

そして、最後の一本になったとき少女気づきました。

一本だけ鍋に入れて他のアーティチョークで火にくべればよかったのではないか。

そうして少女天国に旅立って行きました。

おしまい

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん