2014-04-20

島国と大陸のズレ

韓国フェリー沈没事故報道を見て思うのは、遺族の感情表現がとても激しいこと。

衆目憚らず猛烈に泣き叫び暴れる。先日のマレーシア航空墜落事故での、中国人遺族も同様。

その昔、大韓航空爆破事故報道映像でも似たように嘆き悲しんでいた遺族を記憶している。

「泣き女」という文化中国朝鮮には存在する。葬式の場で大いに泣いて悲しい雰囲気演出する、歴とした職業らしい。

翻って日本人が、特にマスコミの前などで、そのように感情を爆発させることは少ない。

感情を赤裸々に発露させようとしても、恥が歯止めをかけるのか。

他のアジアの国だと、前観た映像で、台風被災したフィリピン人遺族は粛々と泣いていた。

欧州について。

自分の知る何人かのイギリス人は、感情の起伏が実に乏しい。

フランス人は議論するとすぐ白熱して、天下の往来でも大きな声と身振りで言葉を交わす。

色々例を挙げて何を伝えたいのかというと、感情を抑える、爆発させないことは島国に特有気質なのではないかということ。

島国と大陸二元論的に語られるトピックだと常々思っていて、たとえば外山滋比古言語における差異を「アイランドフォーム」と「コンチネンタルフォーム」と区別している。

むちゃくちゃ端折ると、島国と大陸言語論理体系がまったく異なるので、相互理解は大変だよって話。

結局のところ、マスコミの前で慟哭する大陸の人々は、自分にとって異文化だなぁ、と思うのであります

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