のだけど、こんな話リアルで言っても引かれるだけなのでここに書き捨てる。
初体験を済ませて何回かこなすと、セックスをもっと知りたいという欲求が生まれた。
そして色々な情報を集めては試してという事を繰り返し、気付くと10年近くの月日が経っていた。
僕は2~3人の女性と1~2年関係を持つというスタイルを取っていた。
そのおかげで、会話やメール、雰囲気作り等は上手くなったと思う。
自分の性格も相手によってストレス無く変えられるようになった。
そんじょそこらの男には負けないという自信もあった。
でもそんな自信は簡単に打ち砕かれた。
婚約が決まった時には関係を解消して、それ以来普通の友達となった。
「最近思ったんだけど、君とのセックスは旦那とは違うような気がする」
「そうなの?」
「うん。なんか君のは、自己満?っぽい気がする。当時はそうは思わなかったし、すごく楽しかったんだけど」
「( ゚д゚)」
「上手いと幸せは違うんだなーって感じ。上手く言えないなー」
この台詞はかなり衝撃的だった。そして、確かにその通りだと思った。
僕は相手を気持良くさせたいだけであって、それ以上は望んでいなかった。
セフレとはセックス以外も色々な事を一緒にしたけど、それは相手を気持良くさせるために過ぎない。
「あー、そうかも。その通りだと思う。言われて気づいた」
「おせっかいかもしれないけど、本当に信頼し合える人見つけた方がいいよ。今のまま行くと良くないと思う。うざいと思われるかもだけど」
「ありがとう。うざいなんて思ってないよ。ところで信頼し合える人ってどうやって見つけるんだろ?」
「わかんない!でも君は見つけるの苦労すると思う!笑」
確かに苦労すると思う。
なぜなら、相手によって性格を変える癖がついていて、素の自分が分からないからだ。
本当に分からない。1人で居る時の自分も居れば、Aという人と居る時の自分も居るし、Bの時はBに最適な自分が居る。
その状態で信頼し合うなんて出来るわけもない。欲望のままに突き進んだ結果、僕は今とても困っている。
本来もっと磨く必要のある心を後回しにして、蔑ろにしてしまった結果だ。
もっと色々な人と色々なプレイをしたいとか思っている人に言いたい。
その道は間違っているとは言えないけど、ある程度で止まった方がいい。
もし先の事を考えるなら、女性を女性として見ることも大切だけど、
まず人として信頼し合う事に重点を置いた方が良いと思う。
いや、わざわざ書かなくても大体の人は分かっている事は理解してる。
でも少数の分かってない人へ、あえて書いておきたい。
別に説教とかそういう訳じゃなくて、同じ轍を踏んで欲しくないというか、そんな感じだ。
僕は本当に後悔している。
隣の芝生は常に青い。 となりの方がいいと思うならそれを実現する方法を考えてみればいい。 でも、頑張れば得られる芝生もあれば、一度間違うと絶対に得られない芝生もある。
カメレオンのような君が、君自身なのさ。
「ありがとう。うざいなんて思ってないよ。ところで信頼し合える人ってどうやって見つけるんだろ?」 「わかんない!でも君は見つけるの苦労すると思う!笑」 このあと滅茶苦茶...
残念ながら君の思いは必要な人には届かないんだよなー。 10年前の君がこの文章を読んでも鼻で笑うんじゃないかと思う。