2014-02-04

ゾーン』に入る方法

ゾーン』とは、極度に集中した精神の状態のことです。『フロー状態』とも言います

極度に集中した状態では、時間の流れが遅くなり、作業は、なめらかに転がるように、よどみなく進んでいきます

私はプログラマーですが、『ゾーン』に入ってバリバリ書きまくれるときもあれば、躓いてばかりでちっともコーディングが進まない時もあります

今日は私が実践している『ゾーン』に入るための方法を説明します。

あらかじめ断っておきますが、私がこの方法で『ゾーン』に入れるのは、10回に3回です。

気温の変化、体調の変化、途中で割り込みがないか、前日よく眠れたか合コンで意中の相手に無視されたか、などなど、

ありとあらゆる影響が『ゾーン』に入ることを妨げます

それでも知りたい、という方は続きをお読みください。

事前準備

人の脳のうち、自覚して使われていない部分を「無意識」の領域と呼びます

無意識」には、「意識」下にあるリソースとは比べ物にならないほどの莫大なリソースがあります

ゾーン』に入ると、そこにあるリソース有効活用できます

ふだん「無意識」下には、”生活するためのプログラム”、”危機を回避するためのプログラム”などが常駐プログラムとして走っています

無意識」の空きリソースを確保するために、それらを一旦終了する必要があります

作業の途中で、お腹が空くことに備える。

まず、作業の前に食事をとってください。食事は胃もたれする脂っこいものや、体内で性質を変えるもの――カフェインアルコール、などを避けてください。

そして、作業の途中でお腹が空いた時のために、おやつを用意しておきます

おやつは”自動的に”食べられるものが良いです。

食べかすが溢れるクッキーなどは避けてください。手が汚れる羊羹などもいけません。できれば手づかみで食べれる、まんじゅうなどがよいでしょう。

包装されているものは、あらかじめ皮をむいておきましょう。

トイレにいっておく

生活するためのプログラム”に、”必要タイミングトイレに立つ”というものがあります

作業開始の前に用を足しておきましょう。

また食生活を習慣化すると、発動のif条件が時間のチェックだけで十分になるので、ある程度このプログラム要求するリソースを減らすことができます

割り込みを減らす

とちゅうで誰かから電話がかかってきたり、メールが来たり、アラームが鳴ったり、上司から呼び出されたりすると、『ゾーンから強制的離脱させられます

携帯電池を抜いたり、割り込まないように上司を説得しておく、などの対策を取りましょう。

誰かが訪ねて来ないようにするために、できれば作業はブースや自室で行うのが好ましいです。

予定を減らす

あなたの脳の実行ループには、"予定されていた行動のために準備する"というタイマーセットアップされています

これも実はリソースを食っています

たとえば夜に意中の女の子初デート約束があるようなとき、その日の日中に『ゾーン』に入ることはできません。

女の子とのデートを諦める、などすれば確実なのですが、そうもいかない方々も多いでしょう。

私は彼女と話をつけて、デート彼女の方から誘ってもらうようにしています

(脱線しますが、一番危険なのは、”予定された致命的な割り込み”です。上司からちょっと話があるから明日の午前、俺のところに来てくれる?」などと言われた時、プログラマーたるあなた今日は、人生から消え去ります。作業は上の空で、全く手につかないでしょう。)

つまづきを減らす

プログラミングの途中で、API仕様を調べたり、バグレポート分析したり、他部門に問い合わせたりすると、そこで『ゾーンからはじき出されてしまます

APIに習熟するために十分に練習をしておきましょう。

問い合わせが必要なら、それも済ませておきましょう。

分析はあらかじめ済ませておき、プログラミングを残すのみ、としておきましょう。

なお、これは人とプロジェクトによるかと思いますが、クラス設計まで事前にしておく必要はありません。

深い『ゾーン』に入った時は、正しいUMLが頭のなかに勝手に浮かんできます

以上が事前準備です。すべての項目を念入りにチェックしてください。

一つでもおろそかにしていると、そこがあなたの集中の限界になります

実際の作業に入る

準備は出来ましたか?それでははじめましょう。

トランス系の音楽聴く

作業開始時に音楽を聴きます

私は音楽に詳しくありませんが、知り合いのすすめでトランス系の音楽聴くようにしています

google:psytrance youtube

これをヘッドホンで聴きますiTunesホットキーを設定して、簡単に音量を落とせるようにしてください。

ゾーン』使いの中には、作業前に深い瞑想を行って、一気に突入する、という人もいますが、

私は音楽を聞きながら、徐々に入ることをおすすめします。

一気に入ると、うまく入れるときには良いのですが、入れなかった場合、次回に『ゾーン』に入るとき、”すごく面倒くさく”なってしまうのです。

(これはおそらく、精神へのダメージを防ぐための防御プログラムの働き、のようなものだと思いますが、詳しくはわかりません。)

自分に言い聞かす

作業に集中できてきたら、次の文句を頭のなかで唱えましょう。

「集中するのを面倒臭がっている自分がいる。一方で、深い集中に入っていく自分がいる」

だんだん集中が高まっていく自分気づきましょう。

思考を言葉にするのをやめ、イメージにする

人は普段、自分がやろうとしていることを”言葉”にして、明示的に考えます

これは「意識」下のプロセスです。

無意識」の領域で思考を行うために、”言葉”にするのをやめます

具体的には、作業しながら、次のイメージを頭に思い描きます

       鉄 
 ___________
 |     |
鉄| (磁石)  |鉄
 |     |
 ----------
    鉄

鉄に囲まれた部屋に、丸い磁石のたまが浮かんでいる、という状態です。

これは登大遊氏が考案したテクニックです。(彼はこのイメージを伴った方法を「論理的思考放棄」とよんでいました)

磁石は集中がブレると、鉄に引き寄せられてぶれてしまますが、

集中が高まると、中心で微動だにしなくなっていきます

このようなイメージを頭のなかに維持し、磁石を真ん中に維持するようにしながら、プログラミングの作業を続けてください。

この方法に慣れるまでには時間がかかりますが、うまくできるようになると、『ゾーン』への突入確率が劇的に上がります

飽きてきたら、やめる

作業に躓いたり、なんとなく飽きてきた、やる気がなくなってきたら、即座に作業をやめましょう。

無意識」下でなんらかの常駐プログラムが働いて、思考をだんだん”濁らせて”いるのです。

ゾーン』に入っているあなたは、このプロセスの進行が手に取るように分かります

ここで無理に戻そうとすると、「無意識」下の思考のコントロールを失い、次回に『ゾーン』に入りにくくなってしまます

潔く諦め、集中をほどいて、作業を終わりにしましょう。

以上です。。

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