アトピーが起こるメカニズムはともかく、ここで説明されているような治療法は10年以上前から普通に行われていたと思う。竹原和彦の「アトピービジネス」が出たのが2000年だから、その頃には珍しくなかったはず。
そうでない医師もかなりいてその人たちが変わらないのは、ひとつはここで説明されたような診療を実践している医師は、さらっと「患者の状態を見て薬を調整したり生活指導したり」すればアトピーの症状を抑えて寛解にもってゆけることが多いよと言ってしまうということがあるんではなかろうか。
実際には、どういうところを見て、どういう風に薬を調整して、薬以外の生活指導はどうやってといったところにいろいろあるわけだけれども、そういうのは医師になりたての頃についた指導医がそういう診療をしている人でないと身につける機会がなかなかないのかもしれない。