2013-12-18

好きなことをして生きる方法

好きなことをして生きたいと心の底で思ってる人は多い。でも現実は厳しいから難しいと思っている。だけど彼らに言いたいのは、それは考え方次第でなんとかなるということだ。そりゃ巨万の富を築いてウハウハ生活なんてのはまず実現するわけがないけど。それだけが全てじゃない。まず毎日何を好きだと思ってるか確認してみる。それを選ぶ。そういう簡単な話なのだ

それを小さな幸せ妥協することだと思うか?それは違う。実際に億万長者になって富に比例して幸せが大きくなるのかって話。ならんわな。金持ちになるまでの間ずっと苦労しないといけないし、なってからも苦労しないといけない。そんなの面倒臭い。好きなことはもっと身近にある。しかも「沢山」ある。沢山あるからそれらをかき集めれば大きくもなる。そういう簡単な話なのだ。で、どうやってかき集めるのか?そこを詳しくみていこう。

ところで、人間は好き嫌いで行動しているじゃろう?どんなに論理で説明しようが結局は好き嫌い。ただ、好きと嫌いのどちらに重点をおくかは人それぞれ。嫌いに重点をおくと逃げや恐れでばかり行動する人生になる。彼らは「べき思考」が特徴的だ。「やるべき」「やらなきゃ」が口癖な人は黄色信号。「やらなきゃ」と言いつつまるでやれてない人はもうこりゃ完全に赤信号。彼らは「べき思考」について「実際やるべきだから仕方ないだろ」と言う。でも世の中には黙って結果を出す人もいる。わざわざ「やらなきゃ」とか言わない。そんな無駄な掛け声をかけないとやれないのはやっぱりおかしいのだ。根本にうまくやれない問題抱えてるから「やらなきゃ」と毎回言う必要があるわけで、それじゃやらなきゃと言いつつまるでやれてないのも当然のことだ。

どこに問題があるかというと、嫌いに重点をおいてること、これが問題。まず根底に「やらないと大変なことになる」という恐怖がある。これは誰でもあるが、「べき思考」の強い人はそこに興味を持ちすぎている。恐怖しか頭にない。だから「やるべき」という思考に陥る。そして「やるべき」なんて考えるからますますマイナス部分にしか興味がなくなる。そのことに気付いても、「やらなきゃをやめなきゃ」とまたべき思考に陥る。

もっとプラスの部分に興味を持てばいい。今の社会は、自分のやりたいことが分からない人が多いと言われる。「将来自分が何になりたいかからない」など。それは当たり前の話で、「将来何になりたい」なんて考えてないんだもの。興味がないものに好き嫌いはなくて当たり前。そうじゃなくもっと身近で興味のあるものを考えたらいい。興味という言い方もまだ大袈裟かもしれない。何事にも興味のとぼしい自称「無関心」人間ですら好き嫌いはある。彼らは「関心に無関心」なだけ。意識してないだけで好き嫌いはあるんだからその「好き」の部分を少しずつ意識できるようにしていき興味を持てばいいだけの簡単なことだ。

単純な話なんだけど注意点が1つある。「そうは言っても好きだけじゃ生きられない」。そういう型にはまった思考に陥るとすぐ振り出しに戻る。これには「好きなことに興味持たなきゃ」というべき思考ではなくて、次のような自己反論で対処しよう。「どんなに苦しい時でも人間である限り好き嫌いはあるのだ。そのうち「好き」のほうに興味をもつという単純な話なんだ」。そう思えば難しいことではない。実際の話、「好き」は偏在(かたよって存在する)ではなく遍在(いたるところに存在)する。「好き」が偏って存在する前提に立つから「好きだけじゃ生きられない」という考えがまともに見えてるだけ。どんな所にでも「好き」と「嫌い」の対立構造が厳然と存在するという理解が深まっていくにつれて、惑わされることも減っていく。そのためには、「好きはどこにでもある」を思考の習慣にしよう。

それとは別に、知っておくと良いテクニックも紹介しよう。「好き」を見つける方法だ。簡単なことで好きなことをコレクションすればいい。ポケモンではモンスターコレクションする。それに近いノリで「好き」をコレクションする。ポケモンが分からなければ艦これでも何かのキャラのグッズでもWebページのブックマークでもエロ動画収集でもなんでもいい。集めるのが好きな人は集めるだけじゃなくて整理するよな?そう、「好き」をコレクションにして整理しよう。具体的なやり方は人それぞれのスタイルがあるだろうが、おすすめタグをつけて整理するやり方だ。はてブヘビーユーザーなら分かるだろうが、はてブを使ってるとブクマしたいWebページを見つけると瞬時にタグが次々と浮かぶようになってくるものだ。それと同じで「好き」のヘビーコレクターになって、頭の中でタグをつけていく。そのうち無意識に素早くタグをつけている自分に気付くだろう。そうすれば、好きが自然に整理されていくし、好きに対する感度も高くなるから

以上のやり方で好きに生きるコツはすぐつかめるはずだが1つ言っておきたい。好きに生きることは何も特別なことじゃないということだ。好きに生きてるからって色んなことに夢中で目がキラキラしてて立派なわけじゃない。好き嫌いとはそういう世間イメージとは関係がないものだ。本人が楽しければ何でもアリなのである。だから、いくら好きに生きててもそれだけじゃやっぱり嫌ということも出てくる。好きに生きられるとは言っても、「嫌い」と完全に無縁ではいられない。ただな、「嫌い」と向き合う原動力はつくんだよ。「好き」がしっかり根底にあれば、自分の嫌なところを積極的改善したり、どうしても受け入れないといけないことを受け入れたりはしやすくなると思う。

  • 長い 3行で

  • 何かに打ち込むことこそ、人生の幸福である。 サミュエル・スマイルズ http://anond.hatelabo.jp/20131218192932

  • 自分が好きだと思う事へ興味を向けていても、近い将来への恐怖や不安が勝ってしまう状況にあるときは、どうすればいいんですか

  • いつの間にか「嫌い」を原動力にしているひとは多く、そしてそのことに気づいてなかったりする。 自分もときどき。 そういうなかにあって「好き」を探すのは難しい。 饒舌な「嫌い...

  • http://anond.hatelabo.jp/20131218192932 感想やら論評やらをひとつ。 う~ん、具体的なイメージが思い浮かばないなぁ…なんというか、多分こちらが典型的な「~べき族」として今まで生きてき...

  • http://anond.hatelabo.jp/20131218192932 元増田さんの文章を何回か読んでいると、元増田さんの言う「好き」ってのはプロの人達がよく言う「好き」なのかなぁと予測する。「何か」をやっていて...

    • そんな大袈裟な話じゃない。好きの定義が曖昧って意見があったけど好きに定義なんてない。自分が好きだと思ったら好き。日常ちょっといいなと思ったことでいい。ちょっといい服だ...

      • ああ、なるほど! 俗っぽく言ってしまえばつまり、「小さな幸せを、日々の生活の中に探していこう」というお話ですかなー。 幸せは日常の何気ない所に隠れているみたいな。何気ない...

  • あなたの考えはすばらしい啓発活動をなさっては?

  • 好きはどこにでもあるっていうけど、たとえば最低賃金でパン工場であんぱんに延々ごまをふりつづける仕事があるとするじゃないですか?死ぬほど退屈だと思ってたけど、あんぱんは...

  • 異議あり。好きなことをして生きる方法があるとすれば、 第一に 質素な生活を旨とすること 無駄なものにお金や時間を費やす限り、お金も時間もいくらあっても足りない。 自分の本...

    • 元増田を読んで「ふわふわしたこと書いてるな。好きなことをして生きるには金持ちの息子に生まれるか、低収入で生きる生活術を身につけなきゃ」って思ってたので このトラバに同意

    • 横だけど ウダウダ考える前にやってみることをおススメする。 これな、「経験しなければわからない」ことの筆頭と言っても過言じゃない。 最初は今までの思考法から抜けられなくて...

    • 元増田だけどそれはレイヤーの違う話だな。心を建物にたとえると俺の言ったのは1階で君の言ったのは2階。2階こそ大事なのだという人間は、1階という基礎的感性がちゃんと出来てるか...

  • 金さえあれば好きに生きられる。 大金ではなくて生活と趣味に細々使える程度でいい。

  • すでにできてる元増田から見たら簡単なことなんだけど できる前の人にとってはスカイツリーを飛び越えるくらいの難易度なんだよね。 そもそもそれができることなんだと考え付かない...

  • 「好き」は空気のように当たり前すぎて気づかない。 「嫌い」は悪臭なのですぐ気づくが、ほとんどはどうでも良い、あるいは自分が関わる必要はない。 それだけだと思う。

  • こういうことを学生に言ってはいるんだが、伝わってるかなあ。 実際これができなくとも、こういうふうに考えていいんだよ、ということをことあるごとに思い出しては欲しいかな。 将...

    • これをできるのは一部の優秀な人だけだから。 大半の人間は普通の能力しかないのである程度までいくと嫌いが大きくならざるをえない環境に陥るし、 アホバカマヌケで脳ミソフリーズ...

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