家制度を維持し、正しく相続を行うために「嫡男」は大事にされ、
そのために「妻」というのは社会的に承認された存在で、逆に「妾」は承認されない存在だった。
しかし、逆に言えば倫理的には「妻」も「妾」も(男尊女卑な世界観の下に)許されていて、
ところが戦後に家制度が解体され、60年代になって家制度そのものへの意識が薄くなってくると
法律で定められた婚姻関係のみが「正しい」、そうでない関係を結ぶ者は「正しくない」とする
風潮が強まってきた。
そこで、結婚=「倫理的に許された関係」、婚外=「倫理的に許されない関係」=「不倫」
と呼ばれるようになった。
そもそも、現代の結婚という概念の基板になっているのが キリスト教的価値観だからなぁ。 宗教によっては3人か4人ぐらいまで嫁を持てる制度もある。 そういう宗教的価値観で、...