2013-08-08

閉鎖的で居続けられるという幻想

http://matome.naver.jp/odai/2137578429197974801?&page=1

同人年数二桁を突破したオタクなので、この件に反応する気持ちはすごく分かる。

ナマモノジャンルでのイベント参加を芸人ニコ動で告知とかありえねーわ。

同人ルールが分かってない人にはそもそも来て欲しくない。

それでも、今回芸人さんが参加辞退を選択するに至った経緯を見て良かったね、とは思えない。

やった人の気持ちや理由が理解できたところで、

ローカルルールに基づいた「来て欲しく無い人」をよってたかって叩いて参加を辞めさせたということの陰湿さはなくならない。

リンク元に、コンビニアイスボックス騒動とインテ芸人の件は「自分がしたことで周りに与える影響を想像しない」点で似てるってツイートがあるけれど、

自分のいる場所ローカルルールのみで善悪を判断する」という意味では叩いてる人も同じだ。

アイスボックスに入った人は「一般常識」(それも結構曖昧だけど)の外の、コンビニ店長の言うところの「うちらの世界」ではOKだと思われた行動をし、広く一般の人々叩かれることとなった。

今回の芸人は、「同人誌即売会ローカルルール」の外にいた訳だ。

「一般常識」で考えて問題になるような行動は一切なかったと思う。規約違反でもない。

どちらのルール普遍的だったかを考えると、ムラに引っ越してきた都会の人がムラの長に挨拶し忘れて虐められる問題あたりが近いんじゃないだろうか。

重ねて、叩いた人がどうしても守りたかったであろうものは理解する。

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知らない人を入れないことによってコミュニティを守るのは昔からある方法だ。

同人誌即売会はその性質上、隠れることを好む人も、守られるべき不文律も多い。

その不文律を簡単に言うと、コミュニティの外ではこれを「ないもの」とする、ことに帰結する。

漫画家にはそのキャラクターが、芸能人には本人が、二次創作の対象となっていることを知らせない。

そのローカルルールを理解しない一般人が、コミュニティ存在を徒に知らないようにする。

二次創作前提の話だけど、同じ会場を共有する以上、参加者全員にある程度のコミットが求められる。

しかインターネットの普及で可視化されたのはDQNコミュニティだけではない。

隠されてきた筈の同人誌即売会も、すでに外の人が「知らない」とするのは無理がある。

漫画家はそのキャラクターが、芸能人は本人が、二次創作の対象となっていることを知っているだろう。

ちょっとニコ動を見るくらいの「ぬるヲタ」がコミケに興味を持つだろう。

ローカルルールを知るはずもない彼等に、ネガティブイメージを持たれることは、昨今の規制の問題などを見ても得策ではない。

ムラはすでに可視化され、誰からアクセス可能なのだ

そして、そのような状況ではローカルルール必然性より、排他性の方が先に伝わってしまう。

興味を持った彼等を排除するやり方はもはや賢くないのではないだろうか。

どんなやり方がいいのか、抜本的は解決は難しいと思う。

目下、芸人同人誌即売会に参加することで危機を感じ、排除に向けて動いてしまった人を責めることはできない。

それでも一般ルールで見て陰湿なことをしたのはこちらだ。

芸人の参加辞退を喜んでいる場合ではないと思う。

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