コミュニケーション力のある人には理解できないかもしれないが、コミュ障にとって会話とは「つらいもの」なのだ。
例えば、コミュ障にとって会話や飲み会に誘われることは、運動不足な人が100m走やハーフマラソンに誘われることと同じくらいつらい。普段から運動している人にとっては、走ることに限らずスポーツはとても楽しいものだろう。しかし、まったく基礎体力が無い人は、その楽しさを感じる前に力尽きてしまう。そんな体力の無さを考えず、自分が楽しいからと他の人をランニングに誘い、無理やり走らせて、息も絶え絶えになっていることにも気づかず、「どうだ、走ることは楽しいだろう!」なんて声をかける人は、逆恨みされてもしかたない。コミュニケーション力はあっても、気遣いが無い。
コミュニケーション的にマッチョな人は、自分のコミュニケーション力の高さと相手のコミュニケーション力の無さを頭に入れておいていただけると、その親切が余計なお世話にならなくて済むのではないかと思う。