2013-06-01

ITと、保守的大企業と、そこで洗脳された似非エンジニア

すごくフラストレーションが溜まっているので吐き出します。

うちの会社はそれなりに名の知れた大企業なのですが、もとがIT系企業ではないし、体質がものすごく保守的会社なので、システム運用管理、いやソフトウェア開発に関してもものすごく保守的です。

使っているテクノロジーはとにかく古臭いし、まぁ「古臭いなー」と思うだけで済むのなら良いのですが、どうにもそのテクノロジーの古さが足かせになっているように思えてならないのです。ITというスピード勝負で競争が激しい土壌で戦っていく気があるのなら、体質を変えないとこのままでははっきり言ってヤバイ入社3年目の若手が冷や汗するほどなんですから

仮に、“いまのところは”このままで良いとしましょう。じゃあ、これからどうにも行き詰まったときにどうするのでしょうか、それから必死になるのでしょうか。当たり前ですけどそれはバカだし、それどころか人員を投入するとかそういうコストのかかる方法で解決しようとするんでしょ? いま新しいテクノロジーを導入するのは、たしか負担がかかります。かといって、このまま必要に迫られるまでギリギリのところまで古臭い仕事をしていていいのでしょうか。そんなこと、学生ときに学んでいるはずなんですけどね。

では、僕がいるインフラ部門において、うちの会社問題点とは何でしょうか。

信じられない人も多いかと思いますが、うちの会社では、監視以外すべて手作業で運用管理をしています。以上。

もう古いというか、それ以前の原始の時代です。これ以上の古さはありませんし、テクノロジーでもなんでもないです。すごく素朴ですよね、仕事が。すごくくだらないルーチンワーク時間をかけて、社員スキルアップの機会を損失させてるんですから悪循環にもほどがあります。そのうえ組織が大きくて、セキュリティのためだなんだと膨大な事務的作業に追われていて、この先、暗い未来しか見えてきません。

運用管理ツールデプロイツールなど、そんなことには目もくれません。ひょっとしたらマネージャークラスでも継続デリバリーとかナニソレ知らないという人がいる気がする。

そして、もう一つ問題なのが、“その古臭いやり方が、プロフェッショナルで、ベスト方法だと思い込んでいる先輩社員がいること”です。(もちろん、僕と同じかそれ以上に危機感を持っている先輩もいますが、その先輩は最近運用管理仕事から離れてしまっていますもっとクリエイティブ仕事に行ってしまってる。)

「手作業でやることがいちばん安全ベスト方法だ」という考えを持っている先輩に対して、いつも返す言葉に苦労します。そこにはバカの壁っていうのがあって、言えば理解してくれるなんて大ウソなんですよ。実際、ほんとうに理解してくれません。むしろ自動化するほうが危ない(機械なんて信用できない)とか、自動化しても結局手作業で確認しなきゃいけないとか、言うんです。バカでしょ。過去デカい失敗をしちゃってトラウマがあるならまだしも…。まぁ、へんに優等生タイプな人かな、こういう先輩は。体制に疑問を持たない人。想像力がない感じ。大局的視点がない。

それにそういう人は「スキルがない若手が生意気なことを言うべきじゃない」と思ってる。そこが間違ってると思うんですよ。大きく間違ってる。

若手は生意気なことを言うべきなんです。そりゃ若いから知らないこともたくさんありますよ。会社のなかの政治的なこととか、マネジメント視点とか足りないのはあたりまえじゃないですか。それでも、若手が生意気なことを言うのには価値があるんです。その生意気のなかにしかないヒントだってあるんです、ごちゃまんとあるベテラン生意気なこと言えないんですよ。ベテランが言ったら、それはただのベテランの発言でしかないし、そんなの往々にしてポジショントークになるに決まってるんです。

から、なにが言いたいのかっていうと、もっと生意気言えよっていうことです。そして、もっと生意気言わせろよってことです。もっと言えば、積極的に若手の生意気を聴いていけよってことです。それが単に取るに足らない生意気ならば、ちゃんと丁寧に説明して玉砕すればいいだけです。取るに足りる生意気ならば、まぁ、レイトマジョリティ保守的管理職のみなさんは首を縦に振らないでしょうが、その方向に進めるようにスタンスを整えるだけでもしてくださいよってことです。

以上

  • 一言言っておこうか? もっと生意気言えよっていうことです。そして、もっと生意気言わせろよってことです。もっと言えば、積極的に若手の生意気を聴いていけよってことです。 あ...

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